タカノフーズの企業研究

今回ご紹介するのは、「おかめ納豆」の製造販売で有名なタカノフーズ。

この記事を読んでいる方の中には、タカノフーズへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、タカノフーズの経営理念や同じ食品業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある食品会社の中で、なぜタカノフーズなのか？」という質問への対策を考えましょう。


タカノフーズについて深く知るために、まずはタカノフーズの経営理念を確認しましょう。そこからタカノフーズが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

タカノフーズの企業理念は、以下の通り。
『人づくり健康づくり食文化づくり　食品の製造販売が私たちの仕事ですが、 併せて立派な人間をつくり出していくことを、大事にする企業でありたいと思います。 私たちの健康づくりは勿論のこと、安全でおいしい、しかも安い食品をお客様に提供し、 広く皆さまの健康づくりと、食文化づくりに、お役に立つことを使命と考えています。』
（企業HPより引用）

ここから分かるポイントは、「使命」の1点。
タカノフーズでは、「人づくり健康づくり食文化づくり」という言葉をモットーに人々の健康や食文化を大事にする企業を目指しています。」

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 「今までに使命感を持って取り組んだこと」
• 「今までに成し遂げたこと」

次に、食品業界におけるタカノフーズと競合会社と比較してみましょう。
タカノフーズの競合といえば、ヤマダフーズが挙げられます。
タカノフーズとヤマダフーズはどのように違うのでしょうか。

事業について比べると、タカノフーズでは「おかめ納豆」で有名な納豆以外に、豆腐やその他の商品を作る３との柱からなっています。納豆シリーズでは11種類ものバリエーションを展開し、豆腐シリーズでは17種類の様々なパッケージサイズ違う商品を展開し、ニーズに応えています。
その他の商品では、そぼろ納豆や納豆専用のたれボトル、納豆を使ったふりかけなどの商品を展開し、納豆関連のアイテム以外にも薬味なども展開していることが特徴です。

一方ヤマダフーズでは、納豆製品、豆腐、豆乳などのアイテムを展開しています。
納豆のシリーズではお子様でもたべやすいように「ひきわり」の納豆シリーズを多く展開し、差様々なニーズに応えることが出来るように約30種類近く展開していることが特徴です。
豆腐のシリーズでは、様々な味を展開していることが特徴で、「松茸風味とうふ」や「わさび風味とうふ」、「ぷるるんコラーゲン鍋どうふ」などの商品があります。

一方財務状況について比べると、タカノフーズでは450億円（平成26年3月期）で、ヤマダフーズでは70億円（平成26年3月期）であり、売上高ではタカノフーズが上回る結果となっています。納豆業界ではタカノフーズが大きな位置を占めていることが分かります。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
食品業界では、平成25年にかけて堅調な推移をみせています。平成20年頃から食品の値上げなどが行われるようになり、消費者の消費マインドも低下するなどの影響を受けましたが、食品業界は少しずつ拡大してきました。
平成24年以降は消費マインドも回復の兆しを見せ、増税前の駆け込み需要などもありましたが、国内の食品業界は今後の少子高齢化や人口の減少問題と向き合っていく必要があります。

ここまでタカノフーズについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。