フジフーズの企業研究

今回ご紹介するのは、セブンイレブン・ジャパンの大手デイリーメーカーで有名なフジフーズ。

この記事を読んでいる方の中には、フジフーズへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、フジフーズの経営理念や同じ食品業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある食品会社の中で、なぜフジフーズなのか？」という質問への対策を考えましょう。


フジフーズについて深く知るために、まずはフジフーズの経営理念を確認しましょう。そこからフジフーズが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

フジフーズの企業理念は、以下の通り。
『フジフーズは、いつも「心」と「食」をつなぐ、かけ橋であり続けたい。』
（企業HP社長ご挨拶より引用）

ここから分かるポイントは、「つなぐ」「架け橋」の2点。
フジフーズでは、食を通して心と繋がるような、架け橋になるような企業を目指しています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 「今までに挑戦してきたこと」
• 「今までにボランティアなどの活動をしたことがあるか」

次に、食品業界におけるフジフーズと競合会社と比較してみましょう。
フジフーズの競合といえば、トオカツフーズが挙げられます。
フジフーズとトオカツフーズはどのように違うのでしょうか。

事業について比べると、フジフーズではセブンイレブン・ジャパンの大手デイリーメーカーとして１日１８０万食もの商品を製造していることが特徴です。
フジフーズでは商品開発から生産、配送などの一貫したシステムを採用し、製販一体の事業を進めることで「食の満足をお届け」することを目標としています。
商品のラインナップには、お弁当やおにぎり、調理パン、惣菜、焼き立てパンなど様々なニーズに対応できるように商品を展開しています。

一方トオカツフーズでは、コンビニエンスストア向けのお弁当やおにぎり、サンドイッチ、惣菜などの調理済み食品を中心に事業を展開している「フレッシュ惣菜事業」と冷凍のお弁当や総菜などを中心に事業を展開している「冷凍総菜事業」の2つからなっています。
主な配給先は、ファミリーマートやミニストップが中心となっており、様々な製品を1日3回、３６５日製造し、出荷していることが特徴です。
「冷凍総菜事業」では自社のブランドを展開するなどの企業展開を行っています。

次に財務状況について比べると、フジフーズでは949億9,204万円（平成27年3月期）で、トオカツフーズでは1043億7100万円（平成27年3月期）であり、売上高ではトオカツフーズが上回る結果となっています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
食品業界では、平成25年にかけて堅調な推移をみせています。平成20年頃から食品の値上げなどが行われるようになり、消費者の消費マインドも低下するなどの影響を受けましたが、食品業界は少しずつ拡大してきました。
平成24年以降は消費マインドも回復の兆しを見せ、増税前の駆け込み需要などもありましたが、国内の食品業界は今後の少子高齢化や人口の減少問題と向き合っていく必要があります。

ここまでフジフーズについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 �