新卒で大手企業に就職するメリット・デメリット

はじめに
そこで今回は、中小企業やベンチャー企業ではなかなか得ることのできない、新卒で大手企業に就職するメリット、そしてそれに伴うデメリットについてもご紹介をします。

新卒で大手企業に就職する3つのメリット
(1) 入社後の教育体系が整っている
はじめに挙げられるのは、入社後の教育〜現場は配属に至までのサポートの厚さです。企業によっては数百人以上の社員を毎年採用しているので、教育体系が非常に整っていることに加えて、一概には言えませんが、大手企業は比較的研修期間が長いのも特徴です。なので、一定の学習をした上で安心してキャリアをスタートさせることが可能です。
(2) 将来的に大規模/長期スパンの仕事に取り組める可能性がある
次に挙げられるのは、将来的に予算や事業規模、社会的な影響力の強さなどの観点で大規模と言える仕事や、長期的なプロジェクトに関わることのできる可能性があるという点です。大手企業でなければできないスケールの仕事というのは、確実に存在します。
そのような仕事に携われるようになるまでに掛かる時間は会社によって大きく異なりますが、若手時代にしっかりと基礎を築き継続的に任された仕事で成果を出すことで徐々に自身のキャリアが開けてくるという点で非常に希望がある環境の場合が多いでしょう。
(3) 社内制度や転職のしやすさ等で、継続したキャリアが形成しやすい
キャリアを築くという観点で言うと、もう1点メリットがあります。新卒で大手企業に入社している場合の方が、キャリアの選択肢が多いということです。社内で昇進をしていくというのは、中小企業やベンチャー企業に比べると狭き門になる可能性が高いですが、一度入社すれば継続して働く環境自体は得られやすいと言えます。また、女性にとっては育休・産休などの制度の観点でも大手企業はサポートが手厚い傾向なので、キャリアを継続したい場合には非常に良い環境です。
一方で、転職をする場合にも大手企業の方が有利なケースが少なくありません。中小企業から大手企業への転職は非常に難しい一方で、大手企業からであれば大手企業にも、中小企業にも、ベンチャー企業にも転職できる可能性が高いのです。

新卒で大手企業に就職する3つのデメリット
(1) 仕事が画一的、裁量の少なさでやりがいを感じにくい
まず挙げられるのが、仕事が画一的すぎたり、個人の裁量が少なかったりするためにやりがいを感じにくいという点です。大手企業は母体が大きい分、会社の方針に従って決められたことをしっかりとこなして行くという仕事スタイルになりやすいと言えます。会社によって程度は違いますが、自分の意見があっても通り辛い環境や、個人の能力を発揮し辛い環境も時にあるので注意が必要です。
(2) 配属先、勤務地などの融通が効きにくい
次に挙げられるのは、配属先や勤務地などの融通が効きにくいという点です。事業規模が大きい分、自分の予想をしていなかった配属先や勤務地になりやすく、自分の意志で変更できないケースも多く見受けられます。偶然に従ってコツコツと取り組めるタイプであれば問題ありませんが、長いスパンで見てそのような環境で働くことが難しい場合もあるはずですので、事前によく考えておくべきポイントの1つと言えます。
(3) 年功序列の風土が残る会社も少なくない
次に挙げられるのは、多くの企業で今尚年功序列の風土が残っているという点です。年齢層の高い社員が多くいる場合には、管理職のポジションが埋まっていることはもちろん、年齢給の制度が浸透していることも多いので、若手のうちは能力があって成果があがっていても、十分な見返りが得られない可能性もあります。継続して長期間勤務するという前提がなければ、昇進や給与の面でのメリットは享受しにくい環境のことも多いでしょう。

新卒で大手企業に就職するメリット・デメリットのまとめ
大手企業に新卒で入社することには、大きなメリットもある一方で例に挙げたようなデメリットも存在します。
自分がどのように働きたいか、どのようなキャリアを積みたいかなどをよく考え、就活時には大手企業に偏らずにまずはさまざまな企業にチャレンジすることをオススメします。その上で、やはり大手企業を志望するのであれば改めこのメリット、デメリットを良く理解した上で最終的に判断をしてみてくださいね。

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