面接で成功体験を聞かれたときの答え方

面接の中で「これまでに経験した成功体験を教えてください。」という質問を受けることがあります。質問の意図は主に、自分にとっての課題や目標に対して克服や達成ができるように取り組む力を持っているかを測るケースが多いと言えます。加えて、その回答から、その企業で働くときのイメージにも繋がるように、工夫をすることが必要です。

そこで今回は、成功体験を尋ねられた場合に押さえておきたい具体的な回答ポイントについてご紹介します。 まずは、自分自身の成功体験を伝えるために必要なポイントを理解しましょう。

（１） 具体的なプロセスと、その中で工夫したことを伝えよう

はじめに、成功体験の質問においてはその体験のプロセスが非常に重要になります。

・ どのような課題、目標があったのか。
・ それにチャレンジした結果、どのような成功体験となったのか。
・ 具体的なプロセスは？
∟Ex. 自分はどのような役割を果たしたのか。
　　 どのような計画、手順で進めたのか。
　　 　取り組む中で苦労した点は何か。
　　　 取り組む中で自分なりに工夫した点はなにか。

このよう流れで、成功体験の結果やメインのポイントを明らかにしつつ、その後に具体的な状況や自分の取り組み、工夫したポイントなどを明確にすることで面接官にも理解がしやすくなります。

（２） なぜそれにチャレンジしたか

なぜそれにチャレンジしたのかという、動機も１つのアピールポイントになるケースがあります。自ら進んで取り組んだことであれば積極性や自発性も垣間見ることができますし、その選択をした背景などからあなたの人柄が伝わることもあるでしょう。質問された企業において注目されそうな内容を考え、伝え方を工夫できるポイントです。

（３） 成功体験から得た学びを伝えよう

どのような挑戦をして成功体験を掴んだのかと合わせて必ず伝えたいのがそこから得た学びです。成功体験のエピソードを求められた際に重要なのは、成功体験をしたという事実だけでなく、その体験を通じて得たことを次にいかに活かすことができるのかという汎用的な視点なのです。 もう１点意識をしておきたいのが、仕事に置き換えて、活かせるポイントを伝えるという点です。

成功体験を質問する際には、どのような強みを活かして自社で活躍をしてくれそうかという視点で回答を聞いている場合が非常に多いです。そのため、単純に成功体験を持っているだけでなく、その成功体験で発揮した強みや得た学びをどのように仕事に活かすのかという内容も意識的に伝える必要があります。

成功体験の面接での回答内容を考える際に発揮されている強みを洗い出すと同時に、志望先の企業の仕事をイメージして求められる力を想定し、それを結びつけて自分が一番伝えるべき内容を考えておきましょう。

いかがでしたか？ 成功体験を問う質問は、あなたの強みを知るだけでなく、その企業で働くイメージまでをも引き出す可能性がある質問です。 �