サンテックの企業研究

今回ご紹介するのは、総合設備工事で有名なサンテック。

この記事を読んでいる方の中には、サンテックへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、サンテックの経営理念や同じ電気通信工事業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある電気通信工事会社の中で、なぜサンテックなのか？」という質問への対策を考えましょう。


サンテックについて深く知るために、まずはサンテックの経営理念を確認しましょう。そこからサンテックが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

サンテックの企業理念は、以下の通り。
『わたしたちは、自然環境をやさしくまもり、育てます。
わたしたちは、顧客満足をたゆまず追及します。
わたしたちは、創造的に、積極的に行動します。』
（サンテック　経営理念ページより引用）

ここから分かるポイントは、「環境保全」「顧客満足」「新たな価値の創造」の3点。
自然と調和し、美しく豊かな自然環境の創造に貢献する。顧客満足を第一に捉え、信頼される価格と品質の提供を目指す。常に新しい価値を創造することに果敢にチャレンジしていく。 こうしたことをサンテックでは重視していると考えられます。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。

• 自然との調和のために、組織としてどんな取り組みをするか
• 顧客満足を追及して行くうえで、一社員としてどんな努力をするか
• 常識にとらわれない新たな創造に必要なものは何か

次に、電気通信工事業界におけるサンテックと競合会社と比較してみましょう。
サンテックの競合といえば、六興電気が挙げられます。
サンテックと六興電気はどのように違うのでしょうか。

まずはサンテックと六興電気の財務状況を見てみましょう。
2016年4月から2017年3月末までの営業収入（売上高）は、サンテックが40,319百万円であるのに対し、六興電気は38,165百万円です。一方で営業利益は、サンテックが1,108百万円のところ、六興電気は1,227百万円です。

つぎに事業内容を見てみましょう。
サンテックは、「電気設備」を中心とした各種設備建設ならびに機器製作・販売を行う、総合設備工事のリーディングカンパニーです。過去には、東京都庁第一本庁舎や東京ビッグサイト、関西国際空港などの内線工事も手掛けました。「独立系企業」という強みを生かして、ゼネコン・電力会社をはじめ、一般企業・官公庁など、幅広いニーズに対応できるのが特徴です。

一方六興電気は、かつては官庁工事に強いと言われていましたが、現在は住宅や民間工事に強いというイメージが定着しています。また、2003年に本格参入した米軍施設工事は事業の第二の柱にまで成長し、業界No.1の実績を誇ります。「変わり続けるDNA」を経営理念に掲げ、お客様のニーズや環境の変化に適応する姿勢で成長を続けている企業です。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
近年の社会環境の目まぐるしい変化により、電気通信工事業界には追い風が吹いています。インターネット業界を始めとした様々な産業の発達によるエネルギー需要の増加と設備の老朽化、環境に配慮した太陽光発電を始めとするエコ商品への切換え、電気自動車普及に向けた充電施設の拡大など、さまざまな分野で電気通信工事が必要とされているのです。世の中の利便性が高まるほど、それを支える電気通信工事の仕事が増えると言っても良いでしょう。ただ、少子高齢化の煽りを受け、業界内の働き手の減少が問題となっています。電気通信工事会社にとって、人材確保が今後の大きな課題となりそうです。

ここまでサンテックについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 �