NTTデータビジネスシステムズの企業研究

今回ご紹介するのは、システムコンサルティングで有名なNTTデータビジネスシステムズ。

この記事を読んでいる方の中には、NTTデータビジネスシステムズへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、NTTデータビジネスシステムズの経営理念や同じIT業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるIT会社の中で、なぜNTTデータビジネスシステムズなのか？」という質問への対策を考えましょう。


NTTデータビジネスシステムズについて深く知るために、まずはNTTデータビジネスシステムズの経営理念を確認しましょう。そこからNTTデータビジネスシステムズが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

NTTデータビジネスシステムズ（NTTデータグループ）の企業理念は、以下の通り。
『NTTデータグループは、情報技術で、新しい「しくみ」や「価値」を創造し、 より豊かで調和のとれた社会の実現に貢献する。』
（NTTデータビジネスシステムズ　経営理念ページより引用）

ここから分かるポイントは、「創造」「社会貢献」の2点。
新しくより良いものを創り出し、提供できるように努める。豊かであると同時に、自然と調和した社会づくりに貢献する。こうしたことをNTTデータビジネスシステムズでは重視していると考えられます。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 新たなものを創造するために、普段からどんなことを意識するか
• 自然環境に配慮した企業活動のために、どんな取り組みが必要か

次に、情報サービス業界におけるNTTデータビジネスシステムズと競合会社と比較してみましょう。
NTTデータビジネスシステムズの競合といえば、アイエックス・ナレッジが挙げられます。
NTTデータビジネスシステムズとアイエックス・ナレッジはどのように違うのでしょうか。

まずはNTTデータビジネスシステムズとアイエックス・ナレッジの財務状況を見てみましょう。 2014年度の営業収入（売上高）は、NTTデータビジネスシステムズが161億円であるのに対し、アイエックス・ナレッジは167億円です。

つぎに事業内容を見てみましょう。
NTTデータビジネスシステムズは、NTTデータグループの中で、法人分野の中堅企業向け市場開拓と、NTTデータが実施する大規模案件の開発という2つの役割を担っています。 業務の効率化や、更なるビジネスチャンスの創出といったお客様の課題や要望を具体化し、ITを活用して解決するサービスを提供しています。

一方アイエックス・ナレッジは、独立系のシステムインテグレータです。金融・情報・サービス・社会公共などさまざまな業界のお客様へ、コンサルティングからシステムの開発・検証・保守・運用までの一貫したITソリューションを提供しています。独立系ならではの豊富な実績・ノウハウを強みに、幅広い分野の顧客ニーズに柔軟に対応しています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
2015年10月から始動したマイナンバー制度を巡って、IT業界の受注競争が激しくなりつつあります。人事給与システムの改修、情報漏えい対策、マイナンバーの収集・管理の代行など、IT関連企業にとって様々なビジネスチャンスが生まれるからです。マイナンバーの利用範囲が今後さらに拡大すれば、経済効果が数兆円に上るとの見方もあるほどです。

既にIT大手は、自治体や大企業に向けて新しいシステムやサービスの提供を開始しています。また、中小規模のIT企業にとっても、会社を大きく成長させるチャンスになり得るでしょう。

ここまでNTTデータビジネスシステムズについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていき�