レックスの企業研究

今回ご紹介するのは、測定器・計測器のレンタルで有名なレックス。

この記事を読んでいる方の中には、レックスへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、レックスの経営理念や同じリース業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるリース会社の中で、なぜレックスなのか？」という質問への対策を考えましょう。


レックスについて深く知るために、まずはレックスの経営理念を確認しましょう。そこからレックスが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

レックスの企業理念は、以下の通り。
『For The Customer』
（レックス「企業理念」より引用）

ここから分かるポイントは、「クイックレスポンス」「最新技術情報の提案」の2点。
レックスは創業以来、訓練された熟練者によるサービス体制にてクイックレスポンス第一の対応を目指しています。計測機器を必要とするあらゆるお客様に提案するのは、世界の最新技術情報。「計測機器を通じて人々の生活を安全に・・・そして豊かに・・・」の志に基づき、全力で事業に取り組んでいます。求める人物像は、リーダーシップや問題解決力、創造力やコミュニケーション力を備えた人。それ以上に重要なポイントとして、「一緒に働く人を重視する価値観を持っている人」が求められています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。

• 自身の協調性、コミュニケーション能力について
• チームで達成したこと、その中での自分の役割、リーダーの経験
• 学生時代に最も頑張ったこと、困難や挫折を克服して成し遂げたこと

次に、リース業界におけるレックスと競合会社と比較してみましょう。
レックスの競合といえば、テクノレントが挙げられます。
レックスとテクノレントはどのように違うのでしょうか。

レックスは、全国対応型の計測機器ネット通販レンタルを行う会社。計測機器をメインに検査機器や測定器、安全衛生機器や測量機のレンタル事業を展開し、加えて通信・表示を取り入れた計測システムの提案も手掛けています。計測機器では、土木・建築・住宅・環境・発電・エネルギー等あらゆる分野に貢献し、計測システムではGPSを活用した安全・環境管理を提案。さらに顧客所有機材の校正点検も行うことで、「計測機器を流通させる」ことに努めています。強みは圧倒的なアイテム保有数であり、その数1,000種類2万点以上。時代とともに多様化する計測機器およびそのニーズに応えるべく年間80種以上の最新機器を導入しており、他社にない専門的な計測機器を数多く保有しています。平均年齢31歳という社員の約6割が女性営業スタッフであり、顧客や社員間における「人」の和を強く重んじる社風があります。

対して東京都港区に本社を置くテクノレントは、計測機器およびパソコン等のレンタル・リース・販売を行う会社。昭和58年に創業し、近年では計測や校正、機器点検等の受託技術サービスや、計測コンサルティングサービスの提供も行っています。扱うのは、測定器をはじめパソコンやロジック機器等およそ1万種類8万点のラインアップ。これをもって研究開発や製造、生産技術や工事、保守やソフト開発など様々な分野のニーズに応えています。中でも得意とするのは需要の多いOA機器ですが、これはリコーグループのレンタル会社という大きな強みによるもの。ただしOA機器に頼ることなく商品の多角化にも積極的に取り組んでおり、より安定した基盤の構築を目指しています。リコーグループ傘下ということもあり将来的な安定が望め、労働環境に満足する社員が多い特徴があります。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25～26年のリース業界売上高は5兆8,955億円、経常利益は6,469億円です（対象企業16社合計）。過去の推移は平成17年から19年まで増加傾向にあり、その後平成23年まで横ばいとなります。平成24年以降は再び増加に転じ、平成26年から遡り5年の伸び率を＋4.1％としています。

近年の業界は、震災復興需要の高まりから建設機械やトラックが好調となり業界を牽引してきました。加えて平成25年には景気回復に伴い企業の設備投資も増加し、リース業界全体が堅調な推移を見せています。ただし将来的な国内リース市場は頭打ちと見られており、製造業を中心とする国内メーカーの海外展開が活発化。これに伴い再編を繰り返してきたリース業界も海外事業の強化を図り、さらなる市場拡大を狙う動きが求められています。

ここまでレックスについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 選�