大学での勉学に関する質問にはこう答える!
はじめに
事前にどのような質問をうける可能性があるかを知り、準備を行いましょう。
大学での勉学についての質問には、こんな種類がある
(1) 現在の大学(大学院)を選んだ理由は?
(2) 大学での専攻は何ですか?なぜそれを選んだんですか?
まずはスタート地点を問う内容の質問です。自分の言葉でしっかり伝えられるように準備をしましょう。この質問に的確に答えることによって、
・ 自分で考えて決断できること
・ 自分で目標設定ができること
・ 専攻内容によっては、その企業の関わる事業に長らく関心があったこと
などが伝えられます。
(3) ●●学(専攻分野)とはどのようなものですか?
これは一般的な内容の学部であっても準備をしておく方が無難です。面接官は大学のことに精通しているわけではないことが殆どなので、それぞれの専攻分野についてまでは良く知りません。しかし、履歴書から関心を持たれたり、その後の質問に繋げるために質問をうけるケースがあります。
また、専門的な用語は基本的には伝わらないので言葉を直し、端的に誰にでも伝わるように解答を考えましょう。
(4) 得意な教科は何ですか?
(5) 特に印象に残った授業は何ですか?
これらの質問は具体的なあなたの勉学への取り組みを測る質問の1つです。
・ どのようなことを学び、その学びをどのように仕事に活かしてくれそうか
・ なぜそれが得意だったり、印象に残っているのか(⇒ここに価値観や行動特性などが現れるため)
・ 解答が具体的であるほど、勉学にしっかりと取り組んだ印象になる
このような点を解答から見られていることが多いと言えます。
(6) どのようなゼミ活動や研究室に参加していますか?なぜそれを選んだんですか?
(7) ゼミ活動や研究室での、研究内容を教えてください。
次に挙げられるのは勉学系の質問の代表とも言えるゼミ活動や研究室での活動です。これが大学生活の勉学において核になっていると捉えられやすいので、ゼミがない専攻のひとはそのつもりで別の勉学に関するエピソードをできる限り用意しておきたいところです。
これらの質問は(1)〜(5)の要素を横断的に持っているだけでなく、より仕事に活かせる点を問われやすい傾向にあります。特に理系学生はダイレクトに職務内容に関わる場合もあるので、下記の点を具体的にし、その分野を全く知らない人でもわかるように噛み砕いて説明を用意しておくべきです。
・ ゼミや研究室の活動で得た成果は何か
・ どのように取り組んできたか(具体的なプロセス)
・ 自分はその中でどのような役割を担ってきたか
ここでは勉学への取り組みが見られると同時に、集団の中でどのような役割を果たしてくれそうかという点も見られています。その点を意識して、経験を振り返ってみてください。
(8) あなたが大学で学んだことは何ですか?
(9) 大学で学んだことをどのように仕事に活かしますか?
さいごに挙げられるのは上記のような、学生生活中に学んだことを集約する質問です。これらの質問は話の流れによって意味が変わりますが、今回はあくまで勉学という観点からの質問についての答え方です。
こうした質問で言う「学び」は、2つの捉え方ができます。
・ 大学で学んだ学問そのものの学び
・ 学問に取り組む中で得たその他の学び
理系学生や専門的な内容を扱う学科の学生であれば前者がそのまま仕事につながるポイントになる可能性がありますが、事務系職種を志望している文系学生の場合は後者の方が活かされやすいです。
自分の置かれる立場と志望企業によってこの2つの学びの違いを理解し、その学びをどう仕事に活かすかという点に繋げられるように経験を整理しておきましょう。
さいごに
今の学生は素直で大学の授業にも直向きだ…と感じる社会人も増えていると聞きます。だからこそ、ただただ真面目に授業を受けていたというだけでなく、自分で考えて自分で積極的に取り組んだ様子をできる限り伝える必要があります。自分の勉学に関する取り組みをよく振り返り、堂々と伝えられるように準備してみてくださいね。
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