学業やゼミ活動をアピールポイントにするためのコツ

学生時代に一生懸命取り組んだ学業やゼミ活動をアピールポイントにしたい！と考える人も少なくないでしょう。企業側も近年学業の状況を以前以上に考慮するようになった一方で、自己PRとしてウケるかどうかは、実は伝え方次第で大きく左右されてしまうことを知っていますか？理系学生はともかく、特に文系学生の場合には志望職種と直接的に勉強内容がリンクしないことも多いので、伝え方の工夫が必要です。

そこで今回は、学業やゼミ活動に関することを自己PRにする際のポイントについてご紹介します。 学業やゼミ活動を自己PRにするためにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。以下のポイントに沿って、まずは自分の経験を整理してみましょう。

（１）どのような学業、ゼミ活動に力を入れたか。
（２）なぜ力を入れたのか。
（３）取り組むなかで、自分はどのような役割を担ったか。
（４）取り組むなかで、どのような課題があり、それに対してどのように取り組ん 　　　だか。
（５）それに力を入れた結果、どのような成果が得られたか。
（６）取り組みから学んだことは何か。また、それをどのように仕事に活かすか。

このような項目に沿ってエピソードを整理してみましょう。また、アピールする際にもこの項目の流れでポイントを押さえて伝えましょう。

学業を自己PRにする際の最大の落とし穴は「●●を頑張りました。」という浅い内容に留まってしまうことが多いという点です。自己PRのゴールは、自分が志望企業での仕事に適性があることを伝えることや一緒に働いているイメージを持ってもらうことなので、経験を仕事に繋げるという視点を持ってアピール内容を考えてください。

また、プロセスを具体的に伝えることで聞き手の中でイメージが膨らみやすいことも念頭に置いておきましょう。「どのように取り組んだ」という定性的な情報だけでなく、「どのくらい取り組んだ」という定量的な情報もできる限り盛り込むことで説得力が高まります。 また、学業やゼミ活動の内容を伝える際に重要なポイントがもう１つあります。それが、相手に伝わる言葉で書いているかどうかです。特にゼミ活動などでは、それぞれ専門的な分野の研究や活動を展開することが殆どのため、専門的な用語や内容をそのまま面接官が理解できるとは限りません。これは理系学生が研究職や技術職を受験する際も同様で、面接官が文系の他職種という場面もあり得るため、状況に応じて内容に配慮が必要となります。

専門的な内容を知らないひとにも伝わる内容を目指し、面接練習などを通じて言葉の伝わり方を確認しながら事前準備を進めましょう。

いかがでしたか？ 学業やゼミ活動は１つの大きなアピールポイントになる一方で、正しく伝えられずもったいない状態の就活生も少なくありませ�