総合職と一般職の違いって何？

新卒採用の職種の中には「総合職」と「一般職」という形で職種が分けられているケースが数多くあります。同じ企業での募集であっても仕事の内容や待遇が大きく変わることが殆どのため、採用試験前に必ずその違いを知っておく必要があります。

今回は具体的にそれぞれどのような特徴があり、どのような違いがあるのかをご紹介します。 総合職とは、入社後幅広い内容の仕事に取り組み、将来的に会社の中核を担う社員として位置づけられているのが一般的です。
そのため入社時の業務内容は必ずしも同様ではなく、その時の採用企業の方針や新入社員の適性に合わせて決定されることが多いと言えます。配属部門は事務系総合職か、技術系総合職かによって大まかに分けて考えられます。

具体的には下記のような職種に配属が振り分けられることになります。

《事務系総合職》
営業、マーケティング、商品企画、営業企画、人事、総務、広報、購買・調達など
幅広い仕事に就く可能性があります。

《技術系総合職》
研究・開発、設計、品質管理、生産技術など
企業によっては技術系職種から事務系職種への転換という事例も少なくなく、事務系職種で就職する人に比べると横断的なキャリアも考えられます。

また、総合職の場合には下記のようなことも想定されます。
・ 数年単位での部門異動の可能性がある。
・ 転勤の可能性がある。
・ チームリーダーやマネージャーなど役職を担う可能性が高い。

職種以外の部分でキャリアの変化の可能性が高いのも、総合職の特徴と言えるでしょう。 一般職は一般的に、総合職の補助的な業務を任される事務系職種を指します。業務内容は企業それぞれではありますが、定型的な業務が多く女性を中心に採用を行う企業が多いでしょう。

メーカーや商社の事務職、金融機関の窓口業務などを中心一般職という形式で採用が行われています。

総合職と一般職はそれぞれの仕事の立ち位置や、任される内容は前述の通りですが、比較した際の違いもいくつかあります。 （１） 仕事の裁量