株式会社ナサホームの企業研究

今回ご紹介するのは、創業以来18期連続で売上増加中のリフォーム会社で有名なナサホーム。

この記事を読んでいる方の中には、ナサホームへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ナサホームの経営理念や同じ住宅業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある住宅会社の中で、なぜナサホームなのか？」という質問への対策を考えましょう。


ナサホームについて深く知るために、まずはナサホームの経営理念を確認しましょう。そこからナサホームが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

ナサホームの企業理念は、以下の通り。
『ナサホームに関わった全ての人々を幸せにすること』
（ナサホーム「企業理念」より引用）

ここから分かるポイントは、「心のこもったサービス」「感謝の気持ち」の2点。
ナサホームは、スタッフやお客様、協力業者やその家族といった全ての人々の幸せを望んでいます。そのために行うのは、住まいづくりのプロフェッショナルとして心のこもったサービスと快適な空間を提供すること。「ありがとう」という感謝の気持ちを大切にすることで、企業理念の実現を目指しています。求める人材像は、建築・住宅・インテリアなど住空間が好きな人。人に喜んでもらい笑顔を見るのが好きで、チームワークと協調性を大切にできる人を必要としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• 住宅に興味を持ったきっかけ、好きな建築・インテリアなど
• 学生時代にチームで努力し達成したこと、その中の自分の役割
• チームワークから学んだこと、リーダーの経験
• 目標達成のため継続して頑張っていること、そこから得た強み

次に、住宅業界におけるナサホームと競合会社と比較してみましょう。
ナサホームの競合といえば、アートリフォームが挙げられます。
ナサホームとアートリフォームはどのように違うのでしょうか。

ナサホームは、大阪・兵庫・奈良で事業展開する生活空間提案型のリフォーム工事専門会社。住宅リフォームのほか店舗リフォームの設計・施工・監理を手掛けており、近年急成長中のリフォーム会社として注目を集めています。その施工実績は、関西トップクラスの年間6,000件超。実績とともに店舗数・売上高も増加し、平成21年から26年の5年間には店舗数を8店舗から20店舗へ、売上高も2倍を記録するに至っています。ナサホームの強みは高い知識と専門性を備えた「人財」であり、社員の60名以上が建築士や建築施工管理技術師資格を保有していること。平成26年には「先進的なリフォーム事業者」として経済産業大臣より表彰されるなど、独自のビジネスモデルで市場拡大に貢献したことも高く評価されています。創業以来18期連続で売上を増加しており、平成26年度売上高はグループ合計で44億円となっています。

対するアートリフォームも主に大阪・兵庫・奈良で事業展開しており、戸建て住宅やマンション、店舗や商業施設など、建物の種別を問わずリフォーム・リノベーション工事を手掛けています。設立以来、関西圏を中心に展開してきましたが、平成25年には横浜にも出店し関東圏にも事業を拡大。年間5,000件と、こちらも関西トップクラスの施工実績があります。強みは昭和27年の創業から60年に及ぶ確かな歴史と豊富な実績であり、地域に密着した店舗展開も魅力の一つ。近年では住宅・商業施設のリフォーム事業に集中し、企画・提案から施工・引渡しまでのトータルプロデュースに力を注いでいます。アートリフォームの平成26年7月期売上高は34億円となっており、直近で6年連続の増収を記録しています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25～26年の住宅業界売上高は8兆9,721億円、経常利益は6,965億円です（対象企業24社合計）。過去の推移は平成17年から20年まで若干の増加傾向にあり、翌21年には減少に転じます。これは改正建築基準法施工や世界的な金融危機、消費低迷などの影響を受け住宅着工数が減少した結果。しかし翌年の平成22年には既に回復に向かい、平成24年には国内経済の回復基調に加え消費税増税前の駆け込み需要もあり好調に推移しています。結果として平成25年の住宅着工数は4年連続で前年戸数を上回り、前年比10.3％の増加を記録しています。

近年の業界では、耐震・耐火・省エネといった高付加価値住宅に注目が置かれており、中でも太陽光発電や蓄電池、IT制御といった「スマートハウス」へのニーズが高まっています。これを受け、業界首位の大和ハウスをはじめ積水ハウスやミサワホームなどの大手企業ではすでにスマートハウス事業へ参入。今後、駆け込み需要後の反動減や少子高齢化による人口減少といった課題対策に向け、この高付加価値住宅における企業努力に注目が置かれています。

ここまでナサホームについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 �