もしかしてブラック企業?と思った時に冷静に見極めるためのポイント

はじめに
実際のところ、ブラック企業の定義というのはやや曖昧です。判断はそれぞれの仕事観によっても変わってくるところがあります。
そこで今回は、ブラック企業である可能性が高い要素と、具体的な見極め方についてご紹介します。

どのような会社がプラック企業の可能性があるのか
(1)社員の平均年齢が非常に若い
(2)社員数に対して新卒採用数が多い
(3)中途採用が絶えない
まず挙げられるのが、「離職率の高さ」を表すこれらの要素です。社員の平均年齢が若く、社員数に対して新卒採用数が多い。それだけに止まらず、中途採用も常に行っている企業は早期の離職率が高いと言えます。
社員が定着しない背景には、必ず理由があります。それが業務内容や待遇、経営者のスタンスによるものなのかは企業によってさまざまです。もしこうした傾向がある場合には背景にある理由も含めて情報を精査しましょう。
(4)時間外労働の規定を整えていない、もしくは過剰な「みなし労働制」などの実態がある
先に挙げた、定着率の低さの背景として挙げられる代表的な内容が、残業に関する内容です。
残業については残業代を支払う規定をきちんと設けていないケースや、元々残業代込みで給与を設定している「みなし労働制」で、常識を超える残業を強いるケースなどが挙げられます。
必ず規定の有無や、みなし労働制の場合には、何時間程度が残業代として給与に含まれるのかを確認し、不利益を被らないように気をつけたいところです。
(5)「頑張れば高給」は、ベースの給与が低い可能性がある
場合によっては、給与とそれに関連する評価という要素もブラック企業であるという可能性を示しています。特に気をつけたいのが歩合制の給与体系です。特に営業職などで、売上が良ければ良かっただけ給与が上がるという場合には、ベースの給与が非常に低いなどの背景がある可能性があります。
特に新入社員でスキルも経験もない状態でそうした給与・評価制度の環境に入ると、生活もままならないような給与しか得られない危険性もすくなくありません。
この他、違法行為にあたるような営業活動や、過去の複数回に及ぶ社名変更やリストラの敢行の状況によってはブラックである可能性が高いので、併せて注意しましょう。
このように、いくつかの代表的な「ブラック企業かもしれない」要素が存在します。しかしながら、必ずしもこれらの要素があるとは言ってもブラックとは限らないことも留意してください。
例えば、立ち上がったばかりのベンチャー企業に一部上場企業と同様の待遇を求めるのは非現実的ですし、待遇や労働環境が厳しくとも、社員がいきいきと働いている環境なのであれば、一概にブラック企業とは言えません。
あくまで自分にとって、やっていけそうな環境か?という視点で各ポイントを見極める必要があります。

どのように、具体的な情報を集めればよい?
(1) OB OG訪問が一番確実な情報源
まず行っておきたいのがOB・OG訪問です。
もちろん、「御社はブラック企業ですか?」と聞く訳ではありません!
・ 社員の年齢層
・ 社員のキャリアステップはどのようになっているか?
・ どのような働き方が求められるか?(残業等の話も含む)
・ OB・OG自身は現在の仕事をどう捉えているか?やりがいは何か?
このような質問から、労働環境については確認をすることができます。また、先輩自体は現在の仕事をどのように捉えているかも大きなヒントになります。厳しそうな環境であっても、その先輩の意見に共感し、自分も頑張ってみたいと思えるのであれば、それもそれでアリと言えるでしょう。
(2) 口コミサイトも、冷静に見る分には意外と役立つ
主観的な意見が多いという点を踏まえて見れば、各企業への口コミサイトなども参考になる意見実は多くあります。「就活会議」(転職会議の新卒版)、「Vorkers」、「カイシャの評判」などの口コミサービスが代表的なものです。
なかにはやや感情的な意見が書かれているケースもあるので鵜呑みにするのは危険ですが、本音で真摯に書かれているものであれば実情が把握できるケースもあるので、上手く活用しましょう。
(3)同業他社と比較して考えることも重要
最後に挙げられるのは、同業他社との比較です。同じような商品、サービスを同じような顧客を対象に提供している場合、本来労働環境は近しい可能性が高いです。そのため、同業他社と比較して気になるポイントがないかを確認し、健全な状態かを判断することは非常に役立ちます。
特に新卒の就職活動においては「あの社員さんがかっこよかった。憧れた。」といった人間的な魅力で判断をする就活生が少なくないため、意外と客観的な他社との比較ができていない傾向にあります。
一生を左右するファーストキャリアですから、情報を比較検討してしっかりと考えましょう。

さいごに
いかがでしたか? ブラック企業の基準は曖昧ではあるものの、注意すべきポイントにたいして情報を収集してよく考えることでリスクを減らすこ

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