JXオーシャンの企業研究

今回ご紹介するのは、原油の外航・内航輸送で有名なJXオーシャン。

この記事を読んでいる方の中には、JXオーシャンへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、JXオーシャンの経営理念や同じ運輸業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある運輸会社の中で、なぜJXオーシャンなのか？」という質問への対策を考えましょう。


JXオーシャンについて深く知るために、まずはJXオーシャンの経営理念を確認しましょう。そこからJXオーシャンが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

JXオーシャンの企業理念は、以下の通り。
『これまで以上に安定的かつ効率的な輸送の実現を目指し、企業価値を高めてまいる所存であります』
（社長のメッセージより引用）

ここから分かるポイントは、「目指し」「高める」の2点。
JXオーシャンでは、輸送に関して、安定的で効率性を目指し、企業の価値を高めていくことを目標としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 「今までに目指してきたこと」
• 「今までに自身を高めるために実行してきたこと」

次に、運輸業界におけるJXオーシャンと競合会社と比較してみましょう。
JXオーシャンの競合といえば、日本石油輸送が挙げられます。
JXオーシャンと日本石油輸送はどのように違うのでしょうか。

事業について比べると、JXオーシャンは海上輸送サービス・運航管理・安全管理・海外事業の4つからなっています。海上輸送サービスでは、原油タンカー船隊を有し、安全かつ安定した原油輸送に努めている原油船の分野があります。その他には、LPG船・化学品や石油製品などの輸送を行うケミカル船や石油製品船・鉱石、石炭や木材などの貨物輸送などを請け負う貨物船に分類されています。
運航管理では、原油タンカー及びその他の船舶の運航管理業務を行っていることが特徴です。
海外事業としては、主にシンガポールにて駐在員事務所を開設することで、50年以上も現地にて海外事業を展開しています。

一方で日本石油輸送は、石油製品の鉄道タンク車輸送・貨物自動車の輸送・高圧ガスの鉄道コンテナ輸送・石油化学製品などの鉄道コンテナ輸送などの鉄道コンテナによる輸送を主な事業として行っています。
その他に、鉄道用冷蔵・冷凍コンテナのレンタル・リースや太陽光発電事業などの新規事業を展開していくことで拡大していることが特徴です。
企業として鉄道輸送とグループ企業にある自動車輸送のソリューションを高めていくことによって、お客さまのさらなる向上を目指して、付加価値を高めています。

次に財務状況について比べると、JXオーシャンでは337億円・169億円（平成24年）で、日本石油輸送では304億7200万円（平成24年）であり、売上高ではJXオーシャンが上回る結果となっています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
石油に主な視点をあてて石油流通における現業を把握していきましょう。
近年では、国内における石油製品の需要は低下していくとの見方があり、その背景には少子高齢化や自動車などの燃費の向上があげられます。
石油自体の価格変動もあるなかで、平成21年をめどに価格の上昇がみられたが、平成28年度では一気に下がるという現象が起きました。自動車向けのサービスステーションなども減少していることから、流通への影響も考えられます。

ここまでJXオーシャンについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。