グローバルオーシャンディベロップメントの企業研究

今回ご紹介するのは、海洋研究開発機構の海洋調査・研究船の運航と、海洋に関する調査・研究の技術的サポートで有名なグローバルオーシャンディベロップメント。

この記事を読んでいる方の中には、グローバルオーシャンディベロップメントへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、グローバルオーシャンディベロップメントの経営理念や同じ海洋研究業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある海洋研究会社の中で、なぜグローバルオーシャンディベロップメントなのか？」という質問への対策を考えましょう。


グローバルオーシャンディベロップメントについて深く知るために、まずはグローバルオーシャンディベロップメントの経営理念を確認しましょう。そこからグローバルオーシャンディベロップメントが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

グローバルオーシャンディベロップメントの企業理念は、以下の通り。
『わが国の重要な資産である海洋調査・研究船の安全運航、効率運航に最大限の力を注ぐとともに、調査・研究活動がスムースかつ効果的に実施されるよう技術的な支援をきっちりおこなっていくことがまずは当社の使命であると考えています。』
（グローバルオーシャンディベロップメント 会社概要ページより引用）

ここから分かるポイントは、「チャレンジ精神」「協調性」「社会貢献」の3点。
グローバルオーシャンディベロップメントの社員として、日本、ひいては地球規模による環境を守るため、海洋に関わるプロフェッショナルとして、常に向上心と行動力を持って挑戦し続ける。仕事の仲間を敬い切磋琢磨しながら、任務の遂行を全うすること。その結果、会社の目標を達成するとともに、環境に配慮した豊かな社会の創造に貢献する。グローバルオーシャンディベロップメントは、このような志を持った人物を求めています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• チームとしてどのような目標をどのようにたてたか
• 目標達成のために個人としてどのような役割を果たしたか
• 目標達成の過程で経験した失敗や挫折から学んだこと
• 以上の体験で得たことを、仕事の上でどのように活かしたいか

次に、海洋研究業界におけるグローバルオーシャンディベロップメントと競合会社と比較してみましょう。
グローバルオーシャンディベロップメントの競合といえば、日本海洋事業が挙げられます。
グローバルオーシャンディベロップメントと日本海洋事業はどのように違うのでしょうか。

グローバルオーシャンディベロップメントは日本郵船の連結子会社で、国立研究開発法人海洋研究開発機構（JAMSTEC）の海洋地球研究船「みらい」を運航。地球温暖化等、地球規模で発生する気候の変動や環境変化に関するデータ収集や発信を行い、海洋の学術調査・研究分野発展に貢献しています。

対する日本海洋事業はニッスイグループの一員。国立研究開発法人海洋研究開発機構の各種海洋調査船の運航・管理、有人潜水調査船「しんかい6500」や深海探査システムの運用、地殻構造探査などを行っており、世界トップクラスの技術で海洋調査関する総合的サービスを提供しています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
世界の中でも6位に位置する排他的経済水域を保有しているわが国では、海洋基本法や海洋基本計画をベースとした様々な施策が計画されているようです。特に海洋資源開発は 、メタンハイドレードをはじめとした希少価値の高い金属等の開発・事業化計画が具体的なタイムスケジュールによって行われているとのこと。今後も、掘削船や資源採取に不可欠な様々なタイプの船や海洋施設が運用されるようになると見られています。

また、現状の海洋開発はガスや石油以外にも再生可能エネルギーとなり得る洋上の風力発電や波の力、海水の温度差を利用し たエネルギー等の取り出しを行う計画も。これらの計画を実行するために、洋上の関連施設や設備、基地と施設を結ぶ物資、人員 輸送サービス等、関連するハード、ソフ トの整備が必要不可欠になっているようです。

ここまでグローバルオーシャンディベロップメントについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備�