クレディ・スイス証券の企業研究
Credit Suisse Group AG
はじめに
この記事を読んでいる方の中には、クレディ・スイス証券への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか?」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。
(1)会社概要 (2)「企業」を知る (3)「採用情報」を知る
他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。
会社概要(平成28年4月7日現在)
商号 | クレディ・スイス証券株式会社 (Credit Suisse Group AG) |
---|---|
発足 | 安政3年。日本においては、昭和47年に前身のザ・ファースト・ボストン・コーポレーションが東京駐在員事務所を開設。 |
代表者 | 代表取締役社長兼CEOマーティン・キーブル |
従業員数 | 世界50ヶ国で約48,200名(実績の日付は不明です) |
本社 | 東京都港区六本木1丁目6番1号 泉ガーデンタワー |
売上高 | クレディ・スイス・グループ全体 純収益23,797 百万スイスフラン(平成27年12月期) |
一人当たり売上高 | クレディ・スイス・グループ一人当たり純収益 約49,371スイスフラン(平成27年12月期) |
営業利益 | クレディ・スイス・グループ全体 調整後税引前利益 2,124百万スイスフラン(平成27年12月期) |
初任給 | 転職サイトによると、年収のベース額は、新卒で初年度約600万円。(実績の日付は不明です) |
平均年収 | 転職サイトによると、バイスプレジデントクラスでは、ボーナスを含めて3,000万円程度。(実績の日付は不明です) |
「企業」を知る。志望理由でライバルとの差を付けよう!
クレディ・スイス証券について深く知るために、まずはクレディ・スイス証券の経営理念を確認しましょう。そこからクレディ・スイス証券が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。
クレディ・スイス証券の企業理念は、以下の通り。
『クレディ・スイス・グループは、責任あるグローバル企業として、社会や環境に対する責任を担うことが重要であると考えています。』
(クレディ・スイス 企業責任ページより引用)
ここから分かるポイントは、「顧客主義」「プロフェッショナル」「社会貢献」の3点。
クレディ・スイス・グループの一員として、顧客のために、魅力的な商品・サービスや、専門的で的確なアドバイスを提供し、常に主体性を持った迅速な行動をとること。
世界中の同僚を尊重し、互いに切磋琢磨して共に成長し続け、やりがいのある仕事環境の創造に努める。
社員が仕事と家庭の両立に満足することで、会社の目標達成に貢献する。
さらに会社が発展することで、世界中の人々が幸せに共存できる社会の創造にも寄与する。
クレディ・スイス・グループは、このような志を持った人物を求めています。
ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。
- チームとして、どのような目標をどのようにたてたか
- 目標達成のために個人として、どのような役割を果たしたか
- 目標達成の過程で経験した失敗や挫折から学んだこと
- 以上の体験で得たことを、仕事の上でどのように活かしたいか
次に、証券業界におけるクレディ・スイス証券と競合会社と比較してみましょう。
クレディ・スイス証券の競合といえば、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が挙げられます。
今回は、クレディ・スイス証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券を比較してみましょう。
クレディ・スイスは世界的な総合金融機関として、世界50ヵ国に約550にも及ぶ営業拠点を擁しており、日本においては、クレディ・スイス証券が、クレディ・スイスの日本における活動拠点として、総合的な証券、及び投資銀行業務を行っています。一方、クレディ・スイス銀行東京支店は、クレディ・スイスの東京支店として、主にプライベートバンキング等の銀行業務を提供。
世界有数の金融機関であるクレディ・スイスの強みは、プライベート・バンキングが事業の中核となっていること。グループ全体の従業員数や利益の50%以上をプライベート・バンキング部門が占めています。
さらに、このプライベート・バンキングをインベストメント・バンキング(投資銀行)部門と、アセット・マネジメント(資産運用)部門がサポートする体制になっており、多様なニーズを抱える富裕層に適したバックアップ体制が基盤となっています。
平成27年度もその実績が高く評価され「Best private bank for Central and Eastern Europe and the Middle East 及び Best Investment Bank in Switzerland 」(Euromoney Private Banking Survey)、「Best Private Bank in Asia Best Private Bank for Australia Best International Private Bank for Malaysia and Thailand など 7 賞 」(Asian Private Banker’s Awards for Distinction 2015)等、数々の賞を受賞しています。
対する、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、平成22年にMUFG(三菱UFJファイナンシャル・グループ)とモルガン・スタンレーとの戦略的提携により発足。国内最大の金融グループ傘下にある銀行系証券と言う位置付けになっています。さらにこの時、モルガン・スタンレーMUFG証券も同時に誕生していますが、こちらはグローバルネットワークと豊富なノウハウを持つ外資系証券という枠組みに。
この2社体制が同社の強みとなっており、例えば個人のリテール業務やインベストメント・バンキング(投資銀行)業務は三菱UFJモルガン・スタンレー証券が担当し、キャピタル・マーケッツ(資本市場)業務、セールス&トレーディング業務、リサーチ業務は2社が持つ特色を活かして協力し合うのだとか。
また、同社は、MUFGが持つ個人4,000万口座、法人50万社の国内顧客基盤と、モルガン・スタンレーが有する世界43ヵ国のネットワークや金融ノウハウ等も大きな強みとして擁しています。
同業務における業界での評価は常に高く、「Best Investment Bank in Japan」(Euromoney誌)の3年連続受賞や「ディール・オブ・ザ・イヤー2014」及び5案件他(日経ヴェリタス)等、「スターマイン・アナリスト・アワード2014」においては、同社のアナリスト4名が1位を獲得するという快挙も。
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また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
金融とITを融合させた技術的革新「ファイナンス・テクノロジー」、略して「フィンテック」。スマートフォンやタブレット端末を、クレジットカード決算の端末代わりに活用するというサービスで「モバイル決済」と呼ばれています。アメリカで幅広く普及しており、アップルの「アップルペイ」やグーグルの「グーグルウォレット」等が有名。
このようなデジタル技術による改革は、金融業界にも大きな影響を及ぼし始めており、米コンサルティング会社マッキンゼーの「グローバルバンキング・アニュアルレビュー2015」では、フィンテックが台頭することで、今後10年間で銀行の利益が60%減少し、売上も40%減少すると予測。欧米の各金融機関はその対処に積極的に取り組み始めており、日本においても早急な対応が求められていくと見られています。
「採用情報」を知る。過去の選考をチェックしよう!
ここまでクレディ・スイス証券についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょ
・クレディ・スイス証券株式会社 - Credit Suisse,https://www.credit-suisse.com/jp/ja/about-us/profiles/profile-ib.html,平成28年4月7日DL.
・【2016卒】クレディ・スイス証券 投資銀行本部のES(エントリーシート) No.1979 【就活会議】,https://syukatsu-kaigi.jp/companies/86093/entry_sheets/1979,平成28年4月7日DL.
・クレディ・スイス証券の「年収・給与制度」 Vorkers,http://www.vorkers.com/company_answer.php?m_id=a0910000000GeCV&q_no=2,平成28年4月7日DL.
・沿革 - Credit Suisse,https://www.credit-suisse.com/jp/ja/about-us/history.html,平成28年4月7日DL.
・cs-jp-8th-annual-hedge-fund-survey.pdf,https://www.credit-suisse.com/media/production/ai/docs/jp/aboutus/pdf/2016/cs-jp-8th-annual-hedge-fund-survey.pdf,平成28年4月7日DL.
・クレディ・スイスの特長 - Credit Suisse,https://www.credit-suisse.com/jp/ja/private-banking/bank/features.html,平成28年4月7日DL.
・4Q15_media-release_JPN_160212.pdf,https://www.credit-suisse.com/media/production/ai/docs/jp/aboutus/pdf/2016/4Q15_media-release_JPN_160212.pdf,平成28年4月7日DL.
・Credit Suisse - 2017 Full-Time,https://credit-suisse.tal.net/vx/lang-en-GB/mobile-0/brand-9/xf-f5bcf151267f/candidate/so/pm/1/pl/118/opp/10686-2017-Full-Time/en-GB,平成28年4月7日DL.
・企業責任 - Credit Suisse,https://www.credit-suisse.com/jp/ja/about-us/company-responsibility.html,平成28年4月7日DL.
・000008295.pdf,http://www.hd.sc.mufg.jp/finance/000008295.pdf,平成28年4月7日DL.
・銀行の利益が6割減、フィンテックがもたらす破壊的影響|野口悠紀雄 新しい経済秩序を求めて|ダイヤモンド・オンライン,http://diamond.jp/articles/-/81095,平成28年4月7日DL.
・三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | Morgan Stanley MUFG,
・【2016卒】クレディ・スイス証券 投資銀行本部のES(エントリーシート) No.1979 【就活会議】,https://syukatsu-kaigi.jp/companies/86093/entry_sheets/1979,平成28年4月7日DL.
・クレディ・スイス証券の「年収・給与制度」 Vorkers,http://www.vorkers.com/company_answer.php?m_id=a0910000000GeCV&q_no=2,平成28年4月7日DL.
・沿革 - Credit Suisse,https://www.credit-suisse.com/jp/ja/about-us/history.html,平成28年4月7日DL.
・cs-jp-8th-annual-hedge-fund-survey.pdf,https://www.credit-suisse.com/media/production/ai/docs/jp/aboutus/pdf/2016/cs-jp-8th-annual-hedge-fund-survey.pdf,平成28年4月7日DL.
・クレディ・スイスの特長 - Credit Suisse,https://www.credit-suisse.com/jp/ja/private-banking/bank/features.html,平成28年4月7日DL.
・4Q15_media-release_JPN_160212.pdf,https://www.credit-suisse.com/media/production/ai/docs/jp/aboutus/pdf/2016/4Q15_media-release_JPN_160212.pdf,平成28年4月7日DL.
・Credit Suisse - 2017 Full-Time,https://credit-suisse.tal.net/vx/lang-en-GB/mobile-0/brand-9/xf-f5bcf151267f/candidate/so/pm/1/pl/118/opp/10686-2017-Full-Time/en-GB,平成28年4月7日DL.
・企業責任 - Credit Suisse,https://www.credit-suisse.com/jp/ja/about-us/company-responsibility.html,平成28年4月7日DL.
・000008295.pdf,http://www.hd.sc.mufg.jp/finance/000008295.pdf,平成28年4月7日DL.
・銀行の利益が6割減、フィンテックがもたらす破壊的影響|野口悠紀雄 新しい経済秩序を求めて|ダイヤモンド・オンライン,http://diamond.jp/articles/-/81095,平成28年4月7日DL.
・三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | Morgan Stanley MUFG,
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