ハーツユナイテッドグループの企業研究

今回ご紹介するのは、デバッグサービスで有名なハーツユナイテッドグループ。

この記事を読んでいる方の中には、ハーツユナイテッドグループへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ハーツユナイテッドグループの経営理念や同じデバッグ業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるデバッグ会社の中で、なぜハーツユナイテッドグループなのか？」という質問への対策を考えましょう。


ハーツユナイテッドグループについて深く知るために、まずはハーツユナイテッドグループの経営理念を確認しましょう。そこからハーツユナイテッドグループが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

ハーツユナイテッドグループの企業理念は、以下の通り。
『「心」がツナガル豊かな社会を目指して』
（企業理念｜企業情報｜Hearts United Group より引用）

ここから分かるポイントは、「企業が持つ社会に対する姿勢」という点です。
同社は現在の子会社であるデバッグサービス（ソフトウェア製品の不具合を検出・報告するサービス）を手掛ける株式会社デジタルハーツを前身とする、純粋持株会社として2013年に設立されました。
グループとしてはゲーム、モバイル、スマートフォン、Webサイトなどのデバッグサービスの他、セキュリティ、テストコンサルティングやゲーム開発、ゲーム情報サイト、その他システム開発など主要事業分野の強みを活かした事業を展開しています。

そんな同社の理念では、社会の一員としての姿勢・ビジネスに取り組む企業としての姿勢・一緒に働く仲間たちに対する姿勢として「心がツナガル」という表現をしていると考えられます。
社長の宮澤氏はWeb上の挨拶として「変わり続ける市場やクライアントのニーズを捉え、当社グループ独自のサービス・技術を活用し様々なソリューションを提案できる企業集団となり、その業界の進化の一端を担うことが、当社グループの役割」と述べており、この理念にも同様に責任を持って目指す社会の実現に取り組む姿勢への思いを込めていると想定されるでしょう。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• 問題を発見し、具体的な解決策を考案・実行した経験
• 困難なことに挑戦し、やり遂げた経験
• 組織のなかで責任ある仕事に取り組み、成果を出した経験
• 目標を設定し、実行・達成した経験

次に、デバッグ業界におけるハーツユナイテッドグループと競合会社と比較してみましょう。
ハーツユナイテッドグループの競合といえば、ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングスが挙げられます。
今回は、ハーツユナイテッドグループとポールトゥウィン・ピットクルーホールディングスを比較してみましょう。
この２社を比較する時に理解しておきたいのが「得意分野の違い」と「社内リソースの違い」です。

まず、ハーツユナイテッドグループの主要子会社であるデジタルハーツの状況を見てみましょう。
デジタルハーツではゲーム、モバイル、スマホ、Webサイト、家電、業務システム、アミューズメント機器など多岐にわたる分野のデバッグサービスを手掛けています。 長らく業界のパイオニアの一社として培ってきたノウハウに加えて、常時2,000人以上のテスターが稼働、スピーディーな対応が可能な他、海外拠点もあるので該当国での対応もできるという非常に柔軟な体制を築いています。
また、クライアントの開発状況に合わせて検証工数・人員を自由に変更できる「変動課金型アウトソーシングサービス」の導入など、クライアント目線のサービスを構築していることも強みです。

一方のポールトゥウィン・ピットクルーホールディングスもハーツユナイテッドグループと同様持株会社制度を導入し、具体的なデバッグサービスは子会社が担当しています。
子会社の１つであるポールトゥウィン株式会社は家庭向けゲームのデバッグに定評があり、その他にもモバイル、パソコン、遊技機、家電製品、IT製品、業務系システムなどのデバッグサービスを手掛けています。
ポールトゥウィン株式会社の子会社であるポールトゥウィンネットワークス株式会社では、スマホやモバイルサイト、アプリなどの領域をカバーしており、領域ごとに組織をわけてスピーディーに対応出来る経営体制をとっているのも特徴です。
また、同社でも6カ国のグローバル展開を既に果たしておりローカライズのサポートができる他、最大の強みとなっているゲーム領域では、ゲームの開発初期段階からリリース後のアフターフォローに至るまで、ワンストップで対応ができるという体制もクライアントへの付加価値となっています。

以上のように両社は手掛ける領域は共に幅広く、その多くが重複しているものの、それぞれの社内リソースやこれまでに培ってきたサービスの強みについては違った特徴があることがうかがえます。
現状の比較はもちろんのこと、強みを活かしてのこれからの展望についても比較をし、より違いや特徴を理解するようにしましょう。

また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
外注のデバッグサービスのニーズは以前に比べて高まっているのが現状です。
以前は家電、電子機器、自動車等のメーカー製品の内部に組み込まれたシステムが主にデバッグが必要なものでした。しかし現在では、パソコン、スマートフォン、タブレットなどの普及に伴い組み込みではない各種ソフトウェアやアプリが爆発的に普及するようになった他、クライアントの立場においてはグローバル展開のために各地へのローカライズが必要となったり、より高い品質が求められるようになったりとニーズが大きく変化していま。

ここまでハーツユナイテッドグループについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていき�