freeeの企業研究(事業・成長戦略)
さらなる事業効率化ソフトウェアで社会に役立つ!freeeの成長戦略とは?
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◆ TOPIC
- 「誰もが創造的な活動ができる社会」のためにfreeeが創るソフトウェアとは?
- 急成長中のFinTech 市場でクラウド会計分野を牽引
- さらなる事業効率化ソフトウェアで社会に役立つ!freeeの成長戦略とは?
「誰もが創造的な活動ができる社会」のためにfreeeが創るソフトウェアとは?
“発想はベンチャー企業で経理も見ていたときです。経理業務の効率の悪さを分析すると、ボトルネックは会計ソフトでした。会計ソフトが登場したのはいまから約30年前ですが、そこからまったく進化していなくて、あいかわらず手作業で仕分け仕訳をしてパソコンに入力している。これを自働化すれば楽なのに、とずっと思っていました。それに、こうした経理のわずらわしさがあるから起業したい人も躊躇してしまう。この問題を解決すれば、起業する人も増えるだろうと。”
(出典: 博報堂もGoogleもやめて起業した理由~freee佐々木大輔氏 (1/2))
freeeは企業ミッションとして、「誰もが創造的な活動ができる社会」、「スモールビジネスが強く、かっこよく活躍する社会」の実現を掲げています。前述のコメントの中で触れられている、日本の中小企業のテクノロジー活用度の低さ、起業へのハードルの高さを解消することで、ミッションの実現を図ろうとしているのです。
急成長中のFinTech 市場でクラウド会計分野を牽引
freeeと同様のクラウド会計ソフトの日本市場でのプレイヤーはまだ限られており、freeeが2016年8月時点で市場の44%のシェアを占めています。他には「MFクラウド」、「弥生会計」が一般的なソフトウェアでとなっており、調査によって差は流ものの実質この3社で8〜9割のシェアを占めています。
出典: サービス | freee株式会社(2017年3月10日)
主な競合同士でしのぎを削るなか、2016年12月にはMFクラウドがfreeeの持つ特許を侵害しているとして訴訟を起こし、業界内で大きな驚きが起こりました。
これに対して創業者の佐々木氏は、以下のようにコメントしています。
“自動仕訳のコンセプトはfreeeの原点となるもので、プロダクトのリリース前から出願していたものです。われわれはゼロワンのイノベーションにフォーカスしてやってきています。ここはコストがかかるところです。そうやって出てきた良いものについてリスペクトするようお願いをしているということです。世の中の技術の発展を阻害しよういうつもりは全くなく、ライセンスを拒むものでもありません。囲い込みをしようとは思っていません”
(出典: 係争中のクラウド会計「freee」が33.5億円を追加調達、佐々木CEOが競合提訴の背景も語る | TechCrunch Japan)
クラウド会計という新興市場で、シンプルだけれど実現できていなかったアイデアが資本になる、無形商材という分野ならではのこの問題。この訴えの結果次第では、業界の状況がガラリと変わる可能性もあるかもしれませんので、要注目といえるでしょう。
さらなる事業効率化ソフトウェアで社会に役立つ!freeeの成長戦略とは?
freeeでは、代表的な会計ソフトや給与計算ソフトなどを単体で使うだけでなく、労務、会計、生産管理などの機能を統合させた「クラウドERP」の推
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