メルカリの企業研究(事業・成長戦略)
次はヨーロッパ進出!海外展開から目が離せないメルカリの成長戦略とは?
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◆ TOPIC
- 国内フリマアプリ市場を席巻
- C2C市場でトップシェアを誇る秘訣は「手軽さ」と「安心感」
- 次はヨーロッパ進出!海外展開から目が離せない
国内フリマアプリ市場を席巻
出典: 名サービス | 株式会社メルカリ(2017年3月24日)
フリマアプリ市場はスマートフォンの益々の普及によって追い風ではあるものの、2012年〜2014年頃にかけて新しいサービスが乱立し、すでに業界内の淘汰が進んでいます。現在では、業界に先駆けてリリースされたFablicの「フリル」、ハンドメイド作品に特化しているGMOペパボの「MINNE」、ファッション関連に強みのあるスタートトゥデイの「ZOZOフリマ」などがメルカリ以外の代表的なフリマアプリですが、特化分野を除けばメルカリの規模とは大きな差が開いているのが現状です。
また、IT大手企業のサービスもまだまだメルカリに追いつこうとさまざまな手立てを打っているところ。楽天の「ラクマ」は販売手数料無料や楽天スーパーポイントとの連携、ヤフーは「ヤフオク!」において定額で出品できるサービス「ワンプライス出品」をスタートし、事実上のフリマサービスをスタートさせました。
現在はメルカリの一人勝ちという状況ですが、各社新しい施策を打ち出し続けているのが現状です。どのような特徴があり、どのような分野で強いのか、それぞれ理解をすることで業界理解を深めましょう。
C2C市場でトップシェアを誇る秘訣は「手軽さ」と「安心感」
メルカリの手掛けるフリマアプリは、「C2C市場」(Customer to Customer)での流通を後押しするものです。フリマアプリが一般的になるまでは、業者から個人が商品を買う「B to C市場」がメインでしたが、近年はC2C市場での取引が活発になってきました。
そうした市場の中で、メルカリのアプリが支持される理由は「手軽さ」と「安心感」でしょう。
・ スマートフォンのカメラで商品を撮影し出品
・ 商品のジャンルは問わず
・ お金のやり取りはメルカリが仲介。商品が届いてから出品者に振り込まれる仕組み
・ 匿名での発送サービスも無料で請け負っている
このような特徴を持つメルカリは、シンプルながらいち早くこうした施策を実行したことによって国内市場で非常に高いシェアを誇るようになりました。
出典: 写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK(2017年3月24日)
またこうした事業の背景として、メルカリでは「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」というミッションを掲げています。世の中では多くのモノ・サービスが生産・販売されている一方で、誰かにとっては価値があるのに捨ててしまうなど地球資源の無駄を起こしているのではという疑問視から、C2C市場においてまだ使えるものの流通を活発にすることで世の中に貢献しようというスタンスです。この考え方に沿って、事業の拡大はもちろんのこと、新しい事業の誕生にも注目したいところです。
次はヨーロッパ進出!海外展開から目が離せない
メルカリの今後の戦略として特に注目したいのは海外展開のさらなる強化でしょう。 既に2014年9月にアメリカでサービスをローンチし、2016年末
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