キーエンスの企業研究（働き方・選考対策）

今回ご紹介するのは、ユニークな研修・キャリア制度でも有名な「キーエンス」での働き方です。 気になるキャリア、年収、選考対策情報等をお伝えしてきます。

◆ TOPIC
• キーエンスでの働き方／キャリアとは
• 社員の隠れた能力を発揮させるユニークな研修・キャリア制度
• 気になる選考対策

キーエンスの事業モデル／成長戦略はこちらの記事へ
新卒採用での募集業種は以下の2種類。
(出典： キーエンス新卒採用HP )

◆ビジネス職
営業、海外、マーケティング、生産管理、人事、経理、総務、ほか。 例えば、キーエンスの強みであるコンサルティングセールスでは、モノだけではなく、各社が抱える課題解決のアイデアを売っているとのこと。的確な解決策には定評があり、高い信頼を得ています。

◆エンジニア職
商品開発、ソフトウェア開発、生産技術、コンサルティングエンジニア、ほか。 同社の営業力と両輪にあるのが開発力。「世の中にないもの」を企画・開発していく、潜在ニーズを追求し、新しい市場の創造に携わっていきます。

気になるキーエンスでのキャリアですが、採用HPの社員インタビューを覗いてみましょう。 2010年入社のS.Nさんのインタビューです。 現在、どのような仕事に携わっているのでしょうか。

“コンサルティングエンジニア（CE）として、より専門的な視点で市場調査を行いながら、技術力の高さを活かした営業活動を行っています。業務内容が幅広く、海外にも活躍の場を広げている職種です。それぞれが自分の専門とする業界を定め、そこに特化して高いスキルを発揮し営業担当の助けとなる動きを独自に行っていきます。キーエンスの商品は「世界初」「世界最小」など非常に強い商品力を持っているので、それを売る営業担当も一流でなければなりません。誰よりも商品に詳しくなり、営業担当を一流にするためのアイデアや知識を提供する。それがCEである自分の役目だと自負しています。 ”
（出典： キーエンス新卒採用HP）

――キーエンスの企業理念は「最小の資本と人で最大の付加価値をあげる」。その付加価値の提供に欠かせないものとして同社の「商品開発力」、そしてCE の「課題解決力」を強みとして挙げていますが、それを体現していることがうかがえるコメントですね。 次に、キーエンスの魅力を語るコメントを見てみましょう。

“技術スキルの高い営業になりたいと思い、CEという職種のあるキーエンスを選びました。若手に対しても多くのチャンスを与えてくれるところに魅力を感じていたのですが、キーエンスはこちらが思うよりも懐の深い会社でした。入社2年目で初めて任されたお客様は、かなりの大企業。新人に担当させるには会社として大きなリスクがあるはずなのに、それでもあえて成長するチャンスを与えてくれる。仕事を任せながらもフォローのタイミングが絶妙で、人を成長させる最適な距離を本当によく分かっているなと感じます。”
（出典： キーエンス新卒採用HP）

出典： 若くして仕事を任せる｜About KEYENCE | Development | 株式会社キーエンス 新卒採用サイト

――若手にどんどん仕事を任せる社風、実践によって成長を促す同社の育成スタイルが伝わってきますね。入社半年後には、自分の受け持ち地区で活躍する機会にも恵まれそうです。 また、仕事以外の風土として、オン・オフの切り替えがしっかりしたライフスタイルを推奨しているようです。引き続きS.Nさんのコメントです。

“仕事はプライベートありきだと私は思います。周りを見ていても、キーエンスには仕事同様プライベートに情熱を注いでいる方が多いので、充実したプライベートも仕事への活力の一つになっているように思えます。私も同僚や友達とサッカーやフットサルを本格的に楽しんだり、先輩とよく飲みに行ったり、ONとOFFはしっかり切り分けてOFFの時間を大事にしています。思いっきり休んだあとは、また頭と気持ちを切り替えて仕事に励む。自分らしくこのサイクルをまわすことが、仕事のパフォーマンスを上げることにもつながっています。”
（出典： キーエンス新卒採用HP）

――平日は仕事に集中、休日は好きなことでリフレッシュ！このメリハリがあるからこそ、どちらも全力で取り組めるのでしょう。同社の年間休日128日、社員の平均結婚年齢27.7歳という数字からも、充実したライフスタイルが想像できます。さらに、同社では21時半以降の残業も禁止だとか。 若手社員への成長機会はもちろんのこと、ライフスタイルを尊重する風土など、次世代人材への支援を積極的に行う経営方針ということが社員の声からもわかります。

また、平均年収は、有価証券報告書によると約1,756万円（平成28年6月20日現在）。この年収が高給なのは疑いなく、東洋経済オンライン調べによる“30歳年収｢トップ500社｣ランキング2015”では堂々の1位となっており、非常に高い水準ということがいえるでしょう。 この高収入の理由としては、同社がそれを実現できる業績をあげていること、そして、利益を社員に還元するという経営方針が挙げられています。基本給を基準にした賞与以外にも、連結営業利益の一定割合を社員に支給する制度「業績賞与」もあるそうです。
「若手に仕事を任せる」社風のキーエンスでは、早くから実務を通して「仕事の本質的な進め方」と「結果を出すためには何が必要か」を習得する環境が整えられています。 そんな同社の社員育成に関する基本方針は、まず「積極的に仕事を任せる」こと。例えば「テリトリー制度」では、営業担当者が一定の地域を担当し、戦略立案から実行まで一人で執り行います。主体的に物事を考えるようになるという、試行錯誤のプロセスを自己成長につなげてほしいとの考え方から生まれた制度です。

さらに現場主義を掲げる同社の「OJT」は育成の基礎となり、加えて様々なオリジナル研修プログラムを必要なタイミングで受講していくことで、更なる能力開発に取り組んでいきます。

出典： オリジナル研修”で能力開発 研修・キャリア | Humanity | 株式会社キーエンス 新卒採用サイト

同社の社長が何よりも自慢に思っているのは、高いモチベーションを持ち、互いに切磋琢磨し共に成長している「働く社員一人ひとり」。自己成長はもちろん、会社や事業の拡大にも影響力を発揮したいという高い意欲・情熱を持ツ人には絶好のフィールドと言えるでしょう。

ここまでキーエンスについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 �