三菱ケミカルの企業研究（働き方・選考対策）

今回ご紹介するのは、2017年4月、新たに誕生した「三菱ケミカル」での働き方です。 気になるキャリア、年収、選考対策情報等をお伝えしてきます。

◆ TOPIC
• 三菱ケミカルでの働き方／キャリアとは？
• 求める人材像は「シン化する人」。日本最大の化学メーカーに必要な志とは？
• 気になる選考対策

三菱ケミカルの事業モデル／成長戦略はこちらの記事へ
新卒採用での募集業種は以下の2種類。
(出典： 2018年度　三菱ケミカル新卒採用HP )

◆事務系総合職
営業、事業管理、生産管理、経理、人事、総務、購買、物流、情報システム、知的財産　等。工場や研究所と連携しながら、事務戦略の立案、各製品・各事業のマーケティング、販売を行う仕事です。

◆技術系総合職
研究開発、生産技術・製造、設備技術、知的財産　等。研究開発は、新しい材料・商品・サービスや、その基盤となる技術の開発を行い、生産技術・製造は、プラントの運転管理や改良改善を通じた安定操業を実現します。設備技術は、プラントの機械・電気・計装設備のメンテナンスや改良改善に携わる仕事です。

また気になる三菱ケミカルでのキャリアですが、採用HPの社員インタビューを覗いてみましょう。

まずは、「女性社員インタビュー」から。若手、中堅、管理職で活躍する女性先輩社員3名の、「仕事への取り組み方」「女性のキャリア観」「職場の雰囲気」を紹介します。

「仕事への取り組み方」
仕事への知識と興味を深め、今の職務を全うし、どこに異動しても戦力となるようスキルアップしているようです。現在、女性社員は産休・育休の活用で復帰することが当たり前。復帰後も、基本的に元の仕事に就ける環境があります。同僚のサポートもあり、育児・家事と仕事の両立が可能で、時間の使い方を工夫しながら仕事に取り組んでいるようです。

「女性のキャリア観」
研究所には年配の女性研究員が少なく、キャリア継続に不安な若手社員もいるようです。しかし、会社では末永いキャリアの継続を期待しており、本人にその意思があれば大歓迎されます。中には人事から営業へシフトする人もおり、上司と相談しながらのキャリア形成が可能です。

「職場の雰囲気」
社員をバックアップする人事制度が整っており、社員の未来に最適な選択肢を用意してくれる会社だと感じているようです。現在、事業所の製造設備関連部署には女性総合職の配属も少しずつ増えており、様々な制度が整備されつつあります。3社の統合により女性社員の繋がりが広まることにも期待しているようです。

――三菱ケミカルでは、3社の統合を機に、社員がより働きやすい環境が整備され始めています。入社後のキャリア形成に欠かせない柔軟な人事体制も整っているようです。

続いて、「機電・化工系社員インタビュー」から。2007～2013年までに入社した男性社員3名の、「志望理由」「職務のやりがいや達成感」を紹介します。

「志望理由」
・巨大なプラント設備を動かすスケール感に惹かれたため。 ・機械系でも活躍できるフィールドがあると知ったため。 ・最終的に様々な姿になる素材をつくり、多くの産業に提供し、社会貢献したかったため。

「職務のやりがいや達成感」
やりがいの一つは、大きなプラントの運転に携わる中、理論上の運転計画と現実の運転状況が一致した時だといいます。また、計器が自分の設計通りに安定して動いているときも大きな成果を感じるそう。皆、「大きなプラントに自分が関わり安定稼働させる」というところにやりがいと達成感を感じており、それを仲間と共有できる喜びも感じているようです。

――各部署で発生する様々な課題を、コミュニケーションを大切にすることで乗り越えていることがよくわかります。

また、平均年収は、有価証券報告書調べによると約1,138万円。年齢別の年収はこのようになっています。

出典： 平均年収.jp　※平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で算出した結果の数値

3社統合により新たなスタートをきった三菱ケミカルが求めるのは、「シン化する人」。「進化する会社で、技術を深化させ、自らの真価を世界に問う」ため、社員が共有する志として4つの要素を掲げています。
(出典： 2018年度　三菱ケミカル新卒採用HP )

「多様な価値観を理解し」
世界を舞台に活躍するために、国内の現状だけにとらわれることなく、グローバルな視点を持つ。国や文化の違い、個々人の考え方を理解し、尊重し合う。

「自ら課題を見つけ」
激しい環境変化の中で、既存の概念にとらわれず「こうしてみたい」、「こうありたい」というやわらかな発想を持つ。社会のニーズを的確に捉え、本質的な課題を自ら見出す。

「周囲を巻き込みながら」
決して1人では完遂できない課題だからこそ、周囲の協力を得るために、積極的にコミュニケーションを図る。そして、異なるアイデアを持つ人、異なる立場の人にも働きかけ、同じ目標に向かってチームワークを発揮する。

「挑戦し続ける人」
転んでもただでは起きないしぶとさをもって、妥協せずしっかりと考えながら成果を生み出す。誇りと使命感を持ち、次のステージに向かって新たな挑戦を続ける。

三菱ケミカルは今後のグローバル化を加速させるため、グローバルな視点・視野を備え、本質的な課題設定ができ、素早く対応できる人材を必要としています。同じ志を持つ全ての人とコミュニケーションを図り、挑戦していく気概のある人を求めていることがわかります。

ここまで三菱ケミカルについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。