株式会社公文教育研究会（KUMON）の戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事

公文公（くもんとおる）氏による学習指導法「公文式」をフランチャイズ展開し、幼児から高齢者まで様々な世代の人に対して教育サービスを提供。世界50の国と地域（2017年3月現在）でもグローバル展開しており、国境を越えた独自の教育メソッドに強みがある教育業界のKUMONに関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。

下記４つのトピックに分けてご紹介します。

◆ TOPIC
• 少子化の懸念をよそに、堅調に推移する教育業界
• 独自の教育メソッドでグローバルにビジネスを展開
• 創立当初より続く海外戦略の根底を支えるもの
• 公文教育研究会（KUMON）の戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ

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少子高齢社会の日本。ピーク時であった1985年には小・中・高の在学生が2,226万人であったのに対し、2015年には1,333万人と30年の間に約900万人も減少しているのが現状です。

このように在学生数が減少する一方で、学習塾・予備校の市場規模は、1995年以降特に変化はありません。その背景には、塾通いが一般的になり通塾率が高まったことや、顧客単価の増加があげられています。その結果、市場規模はこの20年間、大きな変化もなく9,000億円台を維持することに。今後も比較的堅調な業績が予想されています。

（出典： Vol.22　もしも、あなたが「ナガセの社長」ならば | The Essence of Business Breakthrough ）

また、矢野経済研究所が行った2016年の教育産業市場に関する調査によると、2015年度における教育産業全体市場（主要12分野計）は2兆5,006億円。中でも、前年より市場規模が拡大したのは、「学習塾・予備校」「英会話・語学学校」「資格検定試験」「幼児英才教育」「企業向け研修サービス」の5市場だったそう。一方、「学生向け通信教育」「幼児向け通信教育」は市場縮小の分野の中でも特に大きい縮小幅を示しています。
（出典： 教育産業市場に関する調査を実施（2016年） - 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所 ）

KUMONは、創始者のわが子への想いから始まった「公文式」という学習法や教育サービスを世界50の地域と国で展開。1958年の創立当初300人だった学習�

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