JPモルガン証券株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事

グローバル金融企業としての総合力に強みを持ち、投資銀行業務や証券業務を主に行う証券業界のJPモルガン証券に関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。

下記４つのトピックに分けてご紹介します。

◆ TOPIC
• ネット証券VS対面式の構図はより複雑化
• JPモルガンの強みは総合力
• JPモルガンのクロスボーダー取引を活かした成長戦略
• JPモルガン証券の戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ

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証券会社は、主に有価証券の売買、売買取引の媒介・取次・代理，有価証券の引受け・募集・売出しを行うことが仕事です。

近年は、インターネット経由で取引サービスを提供する「ネット証券」が広く普及してきました。一方、旧来の対面式でのサービスを提供する各社は、株式売買手数料での利益確保に止まらず、買収・合併などにより投資銀行業務の強化を図っている傾向にあります。

業界内の競争が高まる中、ネット証券VS対面式という構図から状況はより複雑に変化しています。『会社四季報業界地図2018年版』の解説によれば、2大ネット証券のSBI証券と楽天証券は独立系フィナンシャルアドバイザー（※）を活用し、対面式の顧客をより取り込む動きを見せています。一方、対面式の最大手野村ホールディングスでは2018年にオンライン取引の強化を目指していると言います。これまでのカテゴリーに縛られず、多様な手法で各社顧客へのアプローチを試みていることがうかがえます。

また、証券会社の業績は景気の影響を受けやすい点にも理解が必要です。2016年秋以降は米・トランプ大統領就任の影響で東証一部の売買代金は急伸したものの、長くは続かなかったと言います。

しかし、長期的な視点で見ると必ずしも暗い状況ではありません。年間ベースの日経平均は2017年末時点で6年連続上昇。これはバブル崩壊後最長記録なのだとか。世界的にも景気が堅調であることから、2018年は証券各社では売買代金増加を加速させたいところです。

※独立系フィナンシャルアドバイザーとは
IFA（Independent Financial Advisor）と呼ばれる、独立・中立的な立場から資産運用のアドバイスを行う専門家。内閣総理大臣の登録を受けて証券会社や銀行と業務提携を結び、株や債券、投資信託などの売買の仲介を行う金融商品仲介業者に所属する外務員のこと。
(参照： 金融商品仲介業 | IFA(金融商品仲介業) | 証券会社転職ならSBI証券・楽天証券IFA )

次に、JPモルガン証券の事業内容について見ていきましょう。 JPモルガン証券は、米国・ニューヨークに本社をおくグローバル金融企業であるJP�