株式会社イトクロの戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事
株式会社イトクロを就職活動の観点から企業研究
メディアサービスの「塾ナビ」「みんなの学校情報」「家庭教師比較ネット」「医学部受験マニュアル」など、教育業界に特化した領域特化型ポータルサイトを運営するほか、教育業界を中心にマーケティングのコンサルティングサービスを提供。
口コミストックモデルで有名な IT業界の株式会社イトクロに関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
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◆ TOPIC
- 2017年度の教育産業全体市場は上向きに転じ、2兆5,623億円規模に
- 教育関連ネットビジネスで躍進を続けるイトクロ。そのビジネスモデルとは?
- 大手を含む競合が増加。さらなる競争激化を迎え撃つための成長戦略とは?
- イトクロの戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
2017年度の教育産業全体市場は上向きに転じ、2兆5,623億円規模に
矢野経済研究所の調査によると、 2017年度の教育産業全体市場規模は前年度比1.8%増の2兆5,623億円。
前年度より市場規模が拡大した分野は、「学習塾・予備校市場」をはじめ、「資格検定試験市場」「英会話・語学学校市場」「幼児英才教育市場」「企業向け研修サービス市場」「eラーニング市場」「幼児向け通信教育市場」「学生向け通信教育市場」「幼児向け英語教材市場」の9分野でした(全体では12分野)。
中でも「幼児向け通信教育市場」「学生向け通信教育市場」は、近年、市場縮小の傾向があったものの、大手事業者の会員数が回復に転じたことで同市場規模も上向きに。
一方、市場規模が縮小した「資格取得学校市場」「社会人向け通信教育市場」は、現状の雇用環境が良好に推移していることが市場縮小に影響を与えています。
このような就職に関わる資格系講座は不況期に需要が高まる構図となっているからです。
出典: 矢野経済研究所 教育産業全体市場規模推移(主要12分野計)
教育関連ネットビジネスで躍進を続けるイトクロ。そのビジネスモデルとは?
イトクロは、「すべての人に、人生を豊かにする教育を」というメッセージを掲げ、メディアサービスとそれを軸にしたコンサルティングサービスを展開している企業です。
メディアサービスでは、「塾ナビ」「みんなの学校情報」「家庭教師比較ネット」「医学部受験マニュア ル」をはじめとした、教育業界及び金融業界内において各領域に特化した領域特化型ポータルサイトを運営。
また、コンサルティングサービスにおいては、メディアサービスの運営にて培ったノウハウを活用し、教育業界及び金融業界を中心にクライアント企業のマーケティング活動をフルサポートしています。
同社の主力であるメディアサービスの特徴は以下の3点となっています。
1.口コミストックモデル 主要ポータルサイトを中心にユーザーからの口コミを継続的に収集。原則全てに審査を行い、ユーザ ーの求める中立的な優良コンテンツとして掲載をしています。ユーザーの求める価値ある口コミ情報が継続的に蓄積されることで、他サイトとの差別化を図っています。
2.大量の送客ボリューム
全国クライアント企業のデータベースや口コミなど、ユーザーの求める情報を余すことなく提供することで各ポータルサイトへ多数のユーザーを集客しています。
加えて、サイトの企画からデザイン、システム開発、運営まで自社内完結し、新鮮な情報をスピーディーに反映させ利便性の高いポータルサイトとしての価値を高めており、効果的にクライアント企業に見込み顧客を送客しています。
3.成果報酬型の課金システム ユーザーが、同社のポータルサイト経由でクライアント企業へ問い合わせや資料請求等を行い、その成果に 応じて報酬を稼ぐ成果報酬型の課金システムを主要ポータルサイトで採用し、クライアントにとって高い費用対効果を実現しています。
「塾ナビ」年間訪問者数推移。2017年6月30日時点で1,600万人以上。
出典:イトクロ、学習塾予備校情報ポータルサイト『塾ナビ』が4年連続でNo.1を獲得! | 株式会社イトクロ
また、イトクロの競合としては、インターネットメディアを展開するサイブリッジが挙げられます。
同社が運営する「塾講師ナビ」などが直接競合するほか、教育機関を対象にクラウド型でサービスを提供する旺文社100%子会社のチエルなどは、アプローチするエンドユーザーもその方法も異なりますが、教育業界で注目を集めるビジネスモデルを成功させている点で共通しています。
大手を含む競合増加中。さらなる競争激化を迎え撃つイトクロの成長戦略とは?
年間1,850万人もの利用者がある学習塾・予備校ポータルサイト「塾ナビ」など、領域特化型ポータルサイトで圧倒的な強さを見せるイトクロですが、今後の成長戦略はどのように展開していくのでしょうか?
前述のチエルをはじめ、ベネッセホールディングスやリクルートホールディングスなどの大手もこぞって教育関連事業を本格化させています。
イトクロとしては独自の特徴を生かしつつ、「塾ナビ」「みんなの学校情報」「家庭教師比較ネット」等の領域特化型ポータルサイトの継続的なコ ンテンツ拡充とユーザビリティの向上により、認知度の向上、さらには顧客基盤の拡大に取り組むことで、対象領域での深堀りを実現していくといいます。
そして目指すは、学習塾予備校領域、民間教育領域、学校教育領域における特化型ポータルサイトとして、さらなるシェア拡大と教育メディアNo.1のポスト。
イトクロの勢いはまだまだ続いていきそうです。
イトクロの戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
IT業界の株式会社イトクロは、メディアサービスの「塾ナビ」「みんなの学校情報」「家庭教師比較ネット」「医学部受験マニュアル」など、教
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
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