JFEエンジニアリング株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事
JFEエンジニアリング株式会社を就職活動の観点から企業研究
JFEグループの総合エンジニアリング会社で、明治45年以来の長い歴史を持つNKK(日本鋼管)と川崎製鉄のエンジニアリング部門の統合によって誕生。
製鉄事業と造船事業における高い技術を融合・進化させながら、社会・産業基盤形成のためのエンジニアリングに取り組んでいることで有名なエンジニアリング業界のJFEエンジニアリングに関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
◆ TOPIC
JFEエンジニアリングの年収・インターン・選考/採用情報はこちらの記事へ
「次の社会」を創るエンジニアリング業界、前年度比1.0%増で16兆756億円規模に
エンジニアリング業界の使命は、時代の潮流を読み、技術を生かして「次の社会」を創ること。時代とともに変わりゆく多様なニーズに応えるため、つちかった技術とノウハウを活かし、果敢に挑戦し社会の発展に貢献しています。
■エンジニアリング産業とは?
(出典: JFEエンジニアリング新卒サイト)
そんなエンジニアリング業界で使われる「EPC」について説明しておきましょう。EPCとは「Engineering(基本・詳細設計)」「Procurement(調達)」「Construction(建設)」の頭文字をとった言葉。クライアントの依頼に対して、最適なプラントの計画から設計、調達、建設、試運転、引渡しまでの全フェーズを専門的に高度な技術で遂行します。
続いて、エンジニアリング業界の動向を見てみましょう。
一般財団法人エンジニアリング協会によると、 2017年度(2018 年 3 月期)の受注高は16 兆 7,746 億円で前年度比 3.0%増、売上高は16 兆 756 億円で前年度比 1.0%増となりました。
一方、2018 年度の受注見通しは、国内はオリンピック関連の新規投資が一段落することから0.7%減に転じるものの、海外はエネルギー価格値上げに伴う新規大型投資が望めるため71.9%と大幅増を予測しています。
また、同協会は、エンジニアリング産業が抱える現在の課題として、「労働力・人材の確保」「新規事業の展開」「海外営業力の強化」を挙げています。一方、将来的な課題には、「新規事業の展開」「労働力・人材の確保」「研究・技術開発の強化」があり、 「労働力・人材の確保」は今も今後も深刻な課題となっていることがわかります。
日本鋼管、川崎製鉄の両社の強みを併せ持つエンジニアリング会社
日本には世界で活躍する様々なエンジニアリング会社がありますが、今回はJFEエンジニアリングを紹介します。
JFEエンジニアリングは、エネルギー分野、環境分野、社会インフラ分野、新規事業分野という4つの領域でエンジニアリング事業を展開する、JFEホールディングス傘下の企業。日本鋼管、川崎製鉄の両社事業を再編し、エンジニアリング関連事業を日本鋼管が承継したのが起源となっています。
■JFEエンジニアリングの歩み
(出典: JFEエンジニアリング新卒サイト )
現在、JFEエンジニアリングは、鉄鋼業や造船業を源流としてつちかってきた技術を融合・進化させながら、エネルギー・環境分野や社会インフラ分野などにおいて、人々の生活と産業を支える、「くらしの礎(もと)を創り、それを継続的に担う企業」として、社会に貢献しています。
次に財務状況を見てみましょう。
JFEエンジニアリングを含む、JFEグループ の3つの事業会社(JFEスチール、JFEエンジニアリング、JFE商事)全体の本社機能を担っているのがJFEホールディングスで、同社の有価証券報告書(平成30年3月期)によると、エンジニアリング事業における当連結会計年度の受注高は前連結会計年度を上回る高水準を達成しました。
しかしながら連結売上高は、受注案件の売上計上時期の変動により3,913億円と前年同期比で減収。売上高の減少に加え、海外工事等において一過性の追加コストが発生したことにより、連結経常利益は193億 円となり前年同期比で減益となりました。
投資額倍増で目指す、JFEグループの企業理念達成
エンジニアリング事業については減収減益という結果でしたが、現在のJFEグループを取り巻く事業環境としては、国内外とも経済が堅調で景気の拡大が継続しています。
また、主要産業分野である自動車や環境エネルギー分野等における構造変化や、革新的デジタル技術の活用などが新たなビジネスチャンスにつながる可能性もあるでしょう。
そんなJFEグループは、平成30年度から3年間の事業運営の方針となる中期経営計画を 策定しました。同グループの強みである、「最先端の技術力」「先進IT」「グループ連携」「多様な人材力」を最大限活用することによって、成長分野に戦略的に取り組んでいくとのこと。
なかでも、「運営事業の拡大」「海外事業の収益化」「働き方改革」の3本柱を核に、前3カ年の約2倍となる700億円の投資を計画しており、質を伴う事業規模拡大に注力しています。
このように中長期的な企業価値の向上と持続可能な社会の実現への貢献を推進することで、JFEグ ループの企業理念である、「常に世界最高の技術をもって社会に貢献します」の実現を目指していきます。
JFEエンジニアリングの戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
エンジニアリング業界のJFEエンジニアリングは、JFEグループの総合エンジニアリング会社で、明治45年以来の長い歴史を持つNKK(日本鋼管)
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
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