株式会社クラウドワークスの戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事
株式会社クラウドワークスを就職活動の観点から企業研究
日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」を中心としたインターネットサービスを運営する企業で有名な IT業界の株式会社クラウドワークスに関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
◆ TOPIC
株式会社クラウドワークスの年収・インターン・選考/採用情報はこちらの記事へ
クラウドソーシングサービス市場、2020年には2,950億円規模まで拡大
「クラウドソーシングサービス」とは、インターネットが仲介役となって業務委託者である企業等と業務受託者である労働者をマッチングするサービスです。
この新しい業務委託形態が注目されている背景には、事業者各社が大手企業向けのサービスを開始していることが挙げられています。さらに、海外大手クラウドソーシング事業者も日本市場に参入してくることも想定されるなど、さらなる市場の活発化が見込まれています。
矢野経済研究所が発表した調査に結果によると、クラウドソーシングサービスの国内市場規模(仕事依頼金額ベース)は2013年~2020年までに年平均成長率(CAGR)45.4%で推移し、2020年度には2,950億円に達すると予測。
将来的には、クラウドソーシングにも電子契約が普及することで、大手企業のコンプライアンス(法令遵守)への不安が解消されると考えられており、大手企業からの大口案件の流通量が増え、さらなる成長が期待されています。
働き方革命と周辺インフラの確立を進める、クラウドソーシング業界No.1企業
2,950億円規模と予測されるクラウドソーシング市場は、日本で急成長している数少ない市場の1つですが、その中でも他社を圧倒する規模を誇るのは、クラウドワークスです。
同社の創業者である吉田浩一郎社長は、インターネット業界や過去の起業における経験から、シェアリングエコノミーの1つ「クラウドソーシング」が実現する「時間と場所にとらわれない新しい働き方」の可能性に着目し同社を設立しました。
「クラウドワークス(CrowdWorks)」は、インターネットを活用することで、世界中の企業と個人が直接つながり、仕事の受発注を行うことができる「クラウドソーシング」サービス。
出典: サービス紹介 | 株式会社クラウドワークス
サービス開始6年で登録ユーザーは174万人。加えて、NTTグループ、トヨタ自動車グループ、ソニー、ユニ・チャームなどの大手企業21.9万社が利用する日本最大級のクラウドソーシングサイトに成長。外注された仕事の総契約額は、2013年度の4.9億円から2017年度は63億円と飛躍的に増加しています。
クラウドワークスのほか、クラウドテックやWoW!me(ワオミー)なども運営しており、全体で200万人を超えるユーザーが利用
出典: 2018年9月期 第3四半期決算説明資料
「クラウドワークス」を運営するクラウドソーシング事業のビジネスモデルは、成果報酬型の「プラットフォーム」と進行管理手数料を収入源とする「エンタープライズ」の2つのサービスがあります。
■クラウドソーシング事業のビジネスモデル
出典: ビジネスモデル | 株式会社クラウドワークス
「プラットフォーム」は中小企業向けのサービスで、業務委託契約は「クライアント → メンバー」であるのに対し、「エンタープライズ」のサービスは大企業向けとなっており、業務委託契約は「クライアント → クラウドワークス」と、業務委託契約の締結先が異なります。
また、クラウドワークスは、岐阜県や福島県南相馬市、宮崎県日南市などと提携し、地域に仕事を提供する取り組みも行っており、40以上の都道府県・地域行政にも活用されています。他にも、内閣府・経産省・国交省・外務省・総務省・環境省・農水省・厚生労働省の12府省が活用するクラウドソーシングとして、名実ともに業界No.1の実績を有しています。
業界リーダーが担う、「21世紀の新しいワークスタイル」の実現
21世紀の新しいワークスタイルとは、「それぞれの価値観やライフスタイルに合わせ、多様な働き方を自由に選べる世界」と捉え、その実現に向けた初めのステップとしてクラウドソーシング事業を展開するクラウドワークス。
その先にあるのは、クラウドソーシングの普及であり、それは「労働(収入)」のオンライン化を意味します。EC市場は約15年で15.9兆円市場に成長し、国内消費の5.6%がオンライン化したのと同じように、労働(収入)のオンライン化も進行し、その規模は10兆円市場に成長する余地があると予測しているのです。
加えてクラウドワークスは、「クラウドワークス」を通じて働く機会を提供するとともに、クラウドワーカーを対象とした教育サービスや保険やローン、クレジットなどの金融サービスの提供をすることで、組織に属さなくても、個人が安心して働いていくための社会的インフラの構築に取り組んでいきます。
さらにその先には、海外のクラウドソーシング事業者や関連企業の買収、資本提携を視野に入れたグローバル展開。クラウドソーシングから始まった事業の可能性は、未来に向けて果てしなく広がっていくことがわかります。
■長期的な事業拡大イメージ
出典: 成長戦略 | 株式会社クラウドワークス
そんな同社にとって今必要なことは、もっとも多くの仕事の機会を提供し、多くのワーカーの満足度を獲得すること。ひいては、多くの笑顔を生むクラウドソーシングサービスとして、国内NO.1の地位を絶対的なものにすること。
現状の具体的な短期目標は総契約額100億円。創業3年で国内最大級のクラウドソーシングに成長した「クラウドワークス」は、さらに圧倒的な領域を目指していきます。
個人の能力と可能性が評価され、最大限活かされる世界を実現し、ビジョンである「世界で最もたくさんの人に報酬を届ける会社になる」の達成を目指し、クラウドワークスの長い旅は始まったばかり。IT業界はもちろん、人材業界、教育業界、金融業界など、様々な業界から注目されるサービスが展開されていきそうです。今後の活躍が楽しみな企業です。
クラウドワークスの戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
IT業界の株式会社クラウドワークスは、日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」を中心としたインターネットサービスを運営する企
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
Copyright © 2024 en-japan inc. All Rights Reserved.
ソフトウェア・情報処理
サービス・インフラ
サービス・インフラ
サービス・インフラ
{{article.title_chip}}
人気記事
NEW
ソフトウェア・情報処理
ソフトウェア・情報処理
{{article.title_chip}}
人気記事
NEW