オムロングループの戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事
オムロングループを就職活動の観点から企業研究
社会のニーズを捉えて世に先駆ける商品を次々と開発し、事業を通じて社会の発展と人々の生活の向上に貢献。
結果、世界117か国で約35,000人が働くグローバルカンパニーへと飛躍を果たしました。
主力事業の「制御機器事業」で国内No.1、シェア40%を誇るほか、様々のナンバーワン技術を有しているという強みを持つことで有名なFA・制御機器業界のオムロングループに関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
◆ TOPIC
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次世代型FA機器・システム市場規模、2022年に6兆9,616億円へ
総合マーケティングビジネスの富士経済は、日本の「次世代型スマート工場」や、ドイツの「Industrie4.0(インダストリー4.0」、アメリカの「 Industrial Internet(インダストリアルインターネット)」など、情報通信技術を活用した次世代型ものづくりに不可欠な工場の自動化であるFA(Factory Automation)機器・システム29品目の世界市場を調査。
それによると、インテリジェント生産システム・コントローラ・製造装置、セーフティシステム、ネットワークといった次世代型FA機器・システム市場は、2015年に1兆9,800億円だったものが、2022年には6兆9,616億円に拡大すると予想しています。
■急激な拡大が予測される次世代型FA機器・システム市場
出典: 富士経済
2013年にドイツで提唱された「Industrie4.0」は、製造業のデジタル化・コンピューター化を目的としています。世界で同様の動きが広がっており、コンセプト作りの段階を経て具体化の段階に進んでいるのが現状。
今後、さらにモノづくりにおけるICTや、あらゆるものがネットにつながるという考え方であるIoT(Internet of Things)の重要性は増していくとみられています。
グループ力を結集し、幅広い事業フィールドでよりよい社会の実現に貢献
オムロンの創業者は、ベンチャー企業人の草分けの1人として知られる立石一真氏。1933年立石電機製作所を創業し、 レントゲン写真撮影用タイマーの製造を開始しました。そんなオムロンの発展の原動力となったのが、1959年につくった会社の憲法である「社憲」です。
「われわれの働きで われわれの生活を向上し よりよい社会をつくりましょう」という精神の下、社会のニーズを捉えて世に先駆ける商品を次々と開発。その結果、事業を通じて社会の発展と人々の生活の向上に貢献し、今では世界117か国で約35,000人が働くグローバルカンパニーへと飛躍を果たしました。
現在オムロングループは、オムロンとその子会社150社(国内29社、海外121社)、関連会社20社(国内9社、海外11社)で構成されており(2019年3月31日現在)、電気機械器具をはじめ、電子応用機械器具、精密機械器具、医療用機械器具、その他の一般機械器具の製造・販売やこれらに付帯する業務を中心とした事業を展開しています。
■オムロングループの事業領域
出典: オムロン
オムロングループの主力事業は工場の自動化により、世界のモノづくり革新をリードする「制御機器事業」。制御機器関連は国内No.1、シェア40%を誇ります。また、「ヘルスケア事業」の家庭用電子血圧計は世界シェア50%を、「社会システム事業」の駅務機器は国内トップシェアの50%、「車載事業」では軽自動車向けボディ制御ユニットの国内市場シェアで35%を誇っています。
さらに、「電子部品事業」のリレーにおける世界市場シェアは20%、「環境エネルギー事業」の住宅向けソーラーパワーコンディショナは国内シェア35%を誇るなど、様々なナンバーワンを有していることが強みとなっています。
そんなオムロングループの2018年度における売上高は約8,600億円。その中でもほぼ半分の売上高を占めるのが制御機器事業のインダストリアルオートメーションビジネスとなっています。
4つの注力領域でソーシャルニーズの創造に取り組む成長戦略
2011年に10年間の長期ビジョン「Value Generation 2020(VG2020)」を策定したオムロングループが、2017年度にスタートした中期経営計画「VG2.0」は、その最終ステージであるとともに、VG2020以降の社会の変化も見据えた成長戦略です。
新たな社会的課題の顕在化が想定される「ファクトリーオートメーション」「ヘルスケア」「モビリティ」「エネルギーマネジメント」の4つを注力領域とし、コア技術である「センシング&コントロール+Think」を軸とした技術の進化を起点に、お客様やパートナーとのオープンイノベーションにより、ソーシャルニーズの創造に取り組むことを方針としています。
■VG2.0で目指す姿
出典: オムロン
オムロングループは人と地球の「いま」を「明日」に最適化していく企業となるため、さらなる技術革新に積極的に挑戦することで、国連が2030年をゴールとして定めた持続可能な開発目標「SDGs(Sustainable Development Goals)」に貢献しながら、質量兼備の地球価値創造企業を目指しています。
オムロングループの戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
FA・制御機器業界のオムロングループは、社会のニーズを捉えて世に先駆ける商品を次々と開発し、事業を通じて社会の発展と人々の生活の向上に
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
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