ByteDance株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事
ByteDance株式会社を就職活動の観点から企業研究
動画SNS「Tik Tok」や無料ショート動画アプリ「BuzzVideo」といった人気コンテンツなど150以上のグローバル市場、75の言語で利用できるアプリ製品を提供しているIT業界のByteDanceに関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
◆ TOPIC
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2020年、世界で766.2億ドル規模になると予測されるモバイルアプリ市場
スマートフォンの普及にともない、スマホ向けのアプリケーション市場が盛況です。なかでも市場をけん引するのは、コンシューマー向けのゲーム市場。さらに近年は、ビジネスやヘルスケア、地図・ナビゲーション等のアプリケーションが増えています。
出典: 総務省|平成30年版 情報通信白書|コンテンツ・アプリケーション
モバイルアプリ市場は、スマートフォン市場の拡大ともに伸長しており、総務省の平成30年版情報通信白書によると、2020年には世界で766.2億ドル規模になると予測されています。
今後は、無料あるいは低価格ゲームの成長は横ばいになると見られる一方、ビジネスやヘルスケアなど、ゲーム以外のアプリがビジネスや生活におけるハブ機能を担うようになるとみられており、IoT(あらゆるモノがインターネットにつながる仕組み)化の進展に伴うIoT関連アプリケーションの成長が期待されています。
また、AR/VR(拡張現実/仮想現実)に対応したスマートグラス等の普及にともなうAR/VRコンテンツが、コンシューマ向け・企業向けともに拡大しています。
スマホアプリに強みのあるByteDanceはグローバル展開に注力
中国初のグローバルアプリとしても注目を集めるByteDanceは、その社名よりも「ショートビデオのTikTok運営企業」といった方が知っている人が多いのではないでしょうか?同社の創業は2012年3月で、2016年からは海外展開に乗りだし、「TikTok」をはじめ、「Buzz Video」「Top Buzz」「Vigo Video」を展開しています。
出典: 石原さとみさんのTikTok初挑戦動画、公開1週間で総再生回数が500万再生突破|Bytedance株式会社のプレスリリース
スマホアプリに強みがあるByteDanceの急成長を支えてきた、「TikTok」。iOSとAndroid版を合わせたダウンロード件数は10億件を超えたことがわかりました(2019年2月28日現在)。その勢いはとどまるところを知らず、データ調査会社Sensor Towerによると、アプリのダウンロード数でFacebookに詰め寄っているといいます。
そんなByteDanceは、「AI(人工知能)によるリコメンド」という一貫した基盤を持っていることが特徴。ユーザーが興味を持つコンテンツを選んで提示する強力なパーソナライズ・リコメンド機能が圧倒的な強みとなっています。
さらに、コンテンツからコンテンツへの遷移が非常にスムーズな点も強み。スマホの画面をスワイプするだけで新たなコンテンツに切り替わり、自分の好みのコンテンツが次から次へと無限に流れてくるため、ユーザーは延々と時間を費やしてしまうのです。
しかしその一方で、動画投稿数が大幅に増えたことから、動画審査担当が不足するなどByteDance社内ではうれしい悲鳴が上がっている状態。現状、「TikTok」の品質管理に時間がかかっていることが、ByteDanceの弱みと言えそうです。小学生の子どもたちをも夢中にさせる「TikTok」での動画投稿には、危うさも見え隠れしているのではないでしょうか。
また、ByteDanceの競合他社としては、 LINE株式会社が挙げられます。
中国インターネット業界三強の一角、ByteDanceの成長戦略とは?
中国調査企業Quest Mobileの報告書「中国モバイルインターネット2018年秋季大報告」によると、ByteDance系アプリはテンセント、アリババグループに次ぐ第3位の座を占めました。
また、中国経済誌『財新』によると、ByteDanceは資金調達をし、2019年の上場、そして3年後には時価総額2000億ドルを目指すと表明しているとのこと。同社は「TikTok」を単なる娯楽アプリではなく、動画をメインとしたソーシャルメディアとして育て上げることを狙っているようです。
さらにByteDanceは、中国の端末メーカー錘子科技(スマーティザン)の特許を買い取り、スマートフォン開発に注力し始めているといいます。ソフトウェアからハードウェアへと事業拡大を図っているのでしょう。
ここで注目されるのが、「TikTokスマホ」ではない点。ByteDanceの広報担当者によると、同社のスマートフォン開発に「TikTok」とのつながりはなく、あくまでもスマーティザンの中国における既存の顧客層のニーズに応えることに主眼を置いているとのこと。ここからもスマートフォン開発にかける本気度が伝わります。
ByteDanceの戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
IT業界のByteDanceは、スマホアプリに強みがあり、海外展開を進めています。「TikTok」へ投稿された動画の品質管理に時間がかかっていることが弱
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
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