株式会社エアークローゼットの戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事
株式会社エアークローゼットを就職活動の観点から企業研究
シェアリング&サブスクリプション(定額制)の先駆者であり、日本初・国内最大級、女性向けの月額制ファッションレンタル『airCloset(エアークローゼット)』などの運営を行っているIT業界のエアークローゼットに関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
◆ TOPIC
エアークローゼットの年収・インターン・選考/採用情報はこちらの記事へ
シェアリングエコノミー経済規模は過去最高の1兆8,000億円超え。2030年には11兆円と予測
一般社団法人シェアリングエコノミー協会と情報通信総合研究所(ICR)による市場調査では、2018年度のシェアリングエコノミー経済規模が過去最高となる1兆8,874億円を超えることや、2030年度には11兆1,275億円と、約6倍になることが予測されています。
出典: シェアリングエコノミー経済規模は過去最高1兆8,000億円超え、30年には11兆円と予測生活の充実度や幸福度向上にも寄与|一般社団法人シェアリングエコノミー協会のプレスリリース
対象とするサービスはインターネット上で資産やスキルの提供者と利用者を結びつけるもの、利用したいときにすぐ取引が成立するものとし、例えば「民泊」「カーシェア」「モノの売買・レンタル」などがあります。また、市場規模は資産・サービス提供者と利用者の間の取引金額と定義されており、プラットフォーマーの売上ではありません。
シェアリングエコノミーサービスを通じて個人が得た収入から製造業やサービス業等の既存産業へ及ぼす経済波及効果(各産業の生産額の増加額)は2018年度で1兆4,120億円、2030年度は8兆1,381億円であり、シェアリングエコノミーの成長は既存産業へもかなり好影響を与えることが分かりました。
シェアリング&サブスクリプションに強みのあるエアークローゼット
次にエアークローゼットの事業内容を見ていきましょう。エアークローゼットの主力サービスは女性向けの月額制ファッションレンタル『airCloset(エアークローゼット)』。公式アンバサダーにタレントの眞鍋かをりさんが就任しています。
出典: 月額制ファッションレンタル『airCloset』の公式アンバサダーに「眞鍋かをり」さんが就任!仕事も子育ても真剣な眞鍋かをりさんと全国の働く女性を応援する取り組みを開始|株式会社エアークローゼットのプレスリリース
エアークローゼットはユーザーの好みと洋服をマッチングする、パーソナルスタイリングサービス事業者として強固な基盤を築いています。登録会員数は22万人(2019年2月3日現在)。プロのスタイリストが行うアドバイスに基づいた商品選びにより、ユーザーの「新しい自分らしさとの出会い」を演出し、これまでにない買い物体験を提供しています。
『airCloset』以外にも、実店舗の『airCloset×ABLE(エアークローゼットエイブル)』、そして新しい購買体験をすることができる『pickss(ピックス)』の3サービスの確立と拡充により、日本国内における「パーソナルスタイリング」市場のトップリーダーとして活性化を図っています。
レンタル、実店舗、ECとバランスよく事業を展開。ユーザー体験を追求し、「感動」と「出会い」を届けることで多くの支持を得ています。また、ファッションECはサイズ感や色味、全体でのコーディネートが難しいと言われていますが、同社はその弱みを強みに変える戦略で独自のシェアリング&サブスクリプションのビジネスモデルを築き上げました。
また、エアークローゼットの競合他社としては、 メルカリが挙げられます。
あくまでも「感動体験」にこだわるエアークローゼットの成長戦略とは?
ビジネスの観点からすると、シェアリングエコノミーもサブスクリプションのビジネスモデルも顧客に飽きさせない工夫が必要です。エアークローゼットが扱うブランド数は300ブランド以上、洋服在庫数は10万点以上など、豊富な品揃えはそのうちの1つの手段となっています。
さらに同社は様々なサービスを短期間のうちに投入し続けており、最近ではレディース向けにサイズを拡充し、大きいサイズ(L〜3L)対象の『プラスサイズプラン』をリリース。
また、サービス体験後に消費者が自ら値段を決定する『あと値決め(あとねぎめ)』という決済手法を月額制ファッションレンタルサービス『airCloset(エアークローゼット)』で試験導入し始めました。
出典: 月額制ファッションレンタルサービス『airCloset』が、お客様にあとから利用価格を決めていただく「あと値決め」決済の試験導入キャンペーンを実施!|株式会社エアークローゼットのプレスリリース
ここで注目したいのは、ただ単に目新しいサービスを続々と投入しているのではなく、エアークローゼットの社員が顧客のためになると心から思ったことや、顧客から届いた声を素早くサービスに反映させていること。
今後はメンズ、キッズ、シニア、マタニティといった顧客層の拡大や海外展開を目指す一方、AI(人工知能)やデータマイニング(ビッグデータを分析し有用なパターンやルールを発見する)の活用も進めており、サービスはまだまだ進化中。
どんなにサービスが変化しても、同社が掲げるビジョン「誰もがワクワクする、新しい「あたりまえ」をつくろう。」から見られる、感動や出会いを届けたい、という目的自体は変わりません。エアークローゼットが提供している価値はファッションではなく、「感動体験」そのものなのです。
エアークローゼットの戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
IT業界のエアークローゼットはシェアリング&サブスクリプションに強みがあり、ユーザー体験を追求し、「感動」と「出会い」を届けることに
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
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