株式会社IDOMの戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事

株式会社IDOMを就職活動の観点から企業研究
中古車買取市場の先駆者であり、現在は中古車販売や新車販売・海外にも事業を拡大している中古車業界のIDOMに関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
◆ TOPIC

中古車などの自動車アフターマーケット市場規模は19兆6,490億円
矢野経済研究所が実施した自動車アフターマーケット市場に関する調査結果によると、2018年の同市場規模は19兆6,490億円と推計されました。
自動車アフターマーケットとは、新車販売後に発生する様々な事業の総称です。
中古車事業(中古車小売、中古車輸出、中古車買取、オートオークション)をはじめ、自動車賃貸事業(オートリース、レンタカー、カーシェアリング)、自動車部品・用品事業(カー用品、補修部品、リサイクル部品(中古・リビルト))、自動車整備事業(自動車整備、自動車整備機器)、その他関連サービス事業(自動車保険、ロードサービス)の5事業が該当しています。
出典: 自動車アフターマーケット市場に関する調査を実施(2019年) | ニュース・トピックス | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所
また、2019年における新車販売台数は前年比で微増が見込まれており、新車への代替需要が中古車発生の起点となることから、中古車販売やカー用品、自動車整備など、新車販売動向と連動する市場も微増との予測が公表されています。
さらに、自動車アフターマーケット市場のなかでも特に、本格成長する個人向けオートリース、急増する訪日外国人客需要に支えられたレンタカー、自動車メーカーの本格進出で再び注目度が高まるカーシェアリングや定額制市場など、自動車賃貸市場は自動車流通において高い成長市場として引き続き拡大が見込まれています。

中古車買取に強みのあるIDOMは小売展開に注力
旧社名「ガリバーインターナショナル」で親しまれてきたIDOM(イドム)。1994年の創業時は「買取・卸売」に注力し、在庫は極力持たず、買取った車は2週間で中古車オークション(卸売)で売り切るという、独自のビジネスモデルを築き上げました。
1998年には、設立から当時史上2番目の速さで株式を上場し、2004年には日本で唯一の「ハイパーグロースカンパニー(設立10年以内に売上高10億ドルを達成した成長企業を米国で称賛する言葉)」となる等、大きな成長を遂げてきました。
大きな「中古車屋」というイメージが強すぎることが、IDOMの弱みと言えそうです。
この領域でも業界No.1の小売台数と、日本全国500店舗以上の直営店ネットワーク構築を実現しています。小売拡大ステージで得た強みを活用し、さらなる成長に挑んでいます。
また、IDOMの競合他社としては、ネクステージ、ユー・エス・エスが挙げられます。

圧倒的な実績とチャレンジ精神で挑む、世界の自動車販売インフラの創造
IDOMの強みは、言うまでもなく「日本最大の店舗網」を持っていること。さらに「質の高い営業組織」という両輪で日本最大の自動車販売インフラを形成し、事業拡大を可能にしてきました。 そんな同社が目指すのは、世界最大の自動車販売インフラを創ること。
この目標に向かって、近年はITを活用した様々な新規事業へと挑戦し続けています。
例えば、ITとビジネスを融合した新サービス開発を進め、NOREL(乗り換え自由の月額定額制サービス)やガリバーフリマ(中古車のC to Cプラッフォーム)を展開。さらに、2019年4月には、個人間カーシェアサービス「GO2GO(ゴーツーゴー)」を開始しました。
このような積極的な企業姿勢は、経済産業省と東京証券取引所が共同で実施する「攻めのIT経営銘柄2017」に選定されるなどの評価を受けています。
出典: 個人間カーシェアサービス「GO2GO(ゴーツーゴー)」5月16日(木)よりドライバー登録開始!|株式会社IDOMのプレスリリース
IDOMが目指すのは、世界最大の自動車販売インフラを創ることですが、これは単に来店されるお客様にクルマを販売するのではありません。 クルマを移動手段ととらえるだけではなく、「スマートカーライフ」という発想で、一人ひとりの暮らしに寄り添った移動の“体験”を提供していくこと、人々の暮らしに価値を届けていくことが狙いとなっています。今後の動向に注視していきましょう。

IDOMの戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
中古車業界のIDOMは中古車買取に強みがあり、小売りビジネス展開を進めています。大きな中古車屋というイメージがあることが弱みと言えそう

内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
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