ボストン・コンサルティング・グループの企業研究

はじめに
BCGに関しては、以前の記事のいくつかで触れてあります。

ボストン・コンサルティング・グループとは?
商号 | ボストン・コンサルティング・グループ (The Boston Consulting Group) |
---|---|
設立 | 1963年 |
代表 | リッチ・レッサー |
収益 | 370万ドル(2012年) |
本社 | アメリカ合衆国 |
支社 | 78事業所(43ヶ国) |
日本 | 東京・名古屋 |
ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)は、1963年にアメリカで設立された世界的な戦略系コンサルティングファームです。
コンサルと聞いても、いまいちピンとこない方もいるかもしれません。
一方で、「外資系」「激務」「高収入」などのイメージをぼんやりと描いている人は多いはずです。
顧客の課題とその原因を分析し、対策を立案するのが「コンサルティング」という業務。
こうした業務を行うのが「コンサルタント」で、コンサルティングを業務の中心とする企業を「コンサルティングファーム」と呼びます。
中でも「戦略系コンサルティングファーム」は、企業の経営における課題を発見し、戦略を立てて課題解決を行います。
BCGは世界43ヶ国に78の支社を持つグローバル企業です。
世界トップ500社の3分の2がBCGのクライアントであり、特に日本支社では法人所得上位100位のうち約3割に対してサービスを提供しています。
戦略系コンサルティングファームとしてはマッキンゼー・アンド・カンパニーも有名ですが、BCGはこのマッキンゼーと共に「2大コンサルティングファーム」と称されます。
現在、約6000名のコンサルタントがBCGで働いています。
世界各地にこれだけの従業員を有しながら、ひとつの企業としてコンサルティングサービスを提供できているのは、「プラクティス・グループ」と呼ばれるものの存在があるからです。
「プラクティス・グループ」とは、産業分野や経営機能に関してテーマ別に分かれたグループのことで、各分野のエキスパートがオフィスを超えて所属しています。
具体的には、通信・金融・公的機関などの産業別グループや、IT・マーケティング・組織・業務改革などの機能別グループがあります。
簡単にいえば、「ある分野に精通している人がその分野に関するコンサルティングを担当する」ということ。
だからこそ、BCGのコンサルタントは様々な経歴を持つ人が多く、理系・文系問わず採用を行っているのです。
以上ここまで述べてきたことは、BCGの企業ウェブサイトにも掲載されているような基本的な知識です。
ここからは、年収やキャリアなどのリアルな情報をお伝えしていきます。

BCGのコンサルタントってどんな人?
アナリスト(プロジェクトの情報収集と分析)
・コンサルタント(プロジェクトの進行役)
・マネージャー(プロジェクトの責任者)
・パートナー(コンサルティングファームの共同経営者)
BCGの場合は、キャリアパスがもう少し厳密に分かれており、以下のようになります。
アソシエイト
・コンサルタント
・プロジェクト・リーダー
・プリンシパル
・パートナー
「激務」とよく言われるコンサルタントですが、担当するプロジェクトによっては徹夜や土日出勤もあり、拘束時間はやはり非常に長いです。
その分年収は高く、アナリストで約500万円以上、コンサルタントで約700万円以上、マネージャーは約1000万円以上、パートナーになると約2000万円以上というように、昇格する度に大きく年収が上がるようです。
このようにBCGのコンサルタントは充実したキャリアパスと高収入に恵まれていますが、一方で社員の在籍年数は約2〜3年と非常に短いのが特徴的です。
その理由として、「アップ・オア・アウト(昇進せよ、さもなくば去れ)」という人事体制が挙げられます。
しかし、BCGでは海外転勤や社員のトレーニング・プログラムなどにより、個人としてのコンサルタントの成長を積極的に支援しています。
さらに、アラムナイ(卒業生)のグローバルなネットワークも充実しており、退社後も密接な関係を築いているようです。
以上のようなことから、BCGにおいて在籍年数が短いのは単にマイナスの要因によるものも確かにありますが、成長できる機会が豊富にあるということも起因しています。
それでは、どのような人がBCGでは求められるのでしょうか?
グループに分かれて専門分野を扱うコンサルタントは、やはり個人の能力が非常に重要なのでしょうか?
こうした採用関連のことを、以下で説明していきます。

BBCGで働くためには?
BCG in Japanのウェブサイト上に、「BCGが採用にあたり求めるもの」に関する以下のような記述があります。 インテレクチュアル しつこく考え、大

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