三井住友海上火災保険の企業研究

今回ご紹介するのは、「2015年度卒新卒就職人気企業ランキング」（みんなの就職活動日記調べ）において総合第31位に輝いた、三井住友海上火災保険。
昨年は26位に位置していましたので若干ランクを下げる結果となりましたが、同ランキングを業界別で見てみると、生命保険・損害保険業界では第2位となっており、引き続き人気の高い企業であることがわかります。
※ランキングは、みんなの就職活動日記（楽天株式会社）「2015年度卒新卒就職人気企業ランキング」。

この記事を読んでいる方の中には、三井住友海上火災保険への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。
面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。
(1)会社概要　(2)「企業」を知る　(3)「採用情報」を知る
他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、三井住友海上火災保険の経営理念や同じ損害保険業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある損害保険会社の中で、なぜ三井住友海上火災保険なのか？」という質問への対策を考えましょう。

三井住友海上火災保険について深く知るために、まずは三井住友海上火災保険の経営理念を確認しましょう。
そこから三井住友海上火災保険が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

三井住友海上火災保険の経営理念は、以下の通り。
『グローバルな保険・金融サービス事業を通じて、安心と安全を提供し、活力ある社会の発展と地球の健やかな未来を支えます。』（三井住友海上火災保険　経営理念ページより引用）

ここからわかるポイントは、「グローバルビジネスへの挑戦」や、「社会が抱える様々な不安を安心に変える使命感」です。
損害保険業界を率いるリーディングカンパニーとして、「前例のないことに果敢に取り組み、時に泥臭く、ワイルドに大きな革新を成し遂げる人材」を求めています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。
(1)三井住友海上火災保険を通して、社会に成し遂げたい夢や目標
(2)困難を乗り越え、不安を安心に、絶望を希望に変えた経験
(3)グローバル市場で活かせる自分のアピールポイント

次に、損害保険住業界の中で三井住友海上火災保険と競合会社とを比較してみましょう。
今回は、東京海上日動火災保険と比較してみたいと思います。
両社の間には、どのような違いがあるのでしょうか。

まずは、財務状況を比較してみましょう。
平成24年から25年度の保険料収入は、三井住友海上火災保険が所属するMS&ADインシュアランス グループ ホールディングスは、2,639,000百万円。
一方、東京海上ホールディングスは、2,558,000百万円となっており、長年続いた東京海上ホールディングスのトップの座を切り崩しています。
しかしながら、合併・統合による多くの課題を抱えており、勝負の年となるでしょう。

次に、事業内容を見ていきます。
両社とも国内需要の減少に伴い海外戦略を強化しており、三井住友海上火災保険の海外拠点は、世界41カ国・405拠点。日系企業の海外展開を支えるため、第二次世界大戦前のタイへの進出を皮切りにスタートしている歴史があり、アジアを中心としたマーケットに特に強みを発揮しています。
一方、東京海上日動火災保険の海外拠点は、世界37カ国・456都市となっており、先進国の開拓を積極的に進めています。

また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
主要企業8社による平成24から25年の損害保険業界の業界規模は、7兆7,482億円。経営統合・合併が続いた結果、三井住友海上グループホールディングスとあいおい損害保険、ニッセイ同和損害保険の3社が経営統合し、MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス株式会社が中心となっている「MS&ADグループ」、「東京海上グループ」、損害保険ジャパンと日本興亜損害保険が統合し発足した「NKSJグループ」といった3メガ損保グループ体制に突入しており、売上高の9割を占めています。
今後は、保険種目別で主力となる自動車保険や火災保険事業の強化と、国内外の企業や個人が抱えるリスクの多様化に向けた新たな損保商品の開発が求められています。
特に、自動車保険は事故での保険金支払いが増加傾向にある昨今、収益体制の見直しは急務となっています。

【選考フロー】 ・全域社員 (1)ES・Webテスト (2)1次～3次選考（個人面接） (3)最終選考（個人面接） ・地域社員 (1)ES・Webテスト (2)1次～3次選�