日本政策金融公庫の企業研究

今回は、農林中央金庫に引き続き、政府系金融機関・日本政策金融公庫について見ていきます。
日本政策金融公庫は、株式会社日本政策金融公庫法に基づいて設立された財務省所管の特殊会社です。 日本政策金融公庫の平均年収は800万円。平均年齢は39.9歳です。給与は比較的高水準と言え、給与体系も年功序列制であり長く働く人が多いです。給与は４０代頃から地位によって変動します。それまでは純粋に年功序列的な給与体系のようです。
しかしここで一般企業と異なるのは、公務員に準ずる給与体系であること。これによって福利厚生面での改悪や、給与カット、出世をしなければ昇給がストップする仕組みなどがあるようです。ただ、福利厚生面に関しもともとの水準が高く、転勤が多いため住宅手当等は充実しています。オフィス環境もメインステーションに近いところが多く良好です。ボーナスに関しては日本政策金融公庫が公的な気質を持つためか、ボーナスから震災の寄付が行われるという事例も見られます。
初任給については、総合職・地域総合職ともに約18万円(/月)です。２年目以降一定程度両職種に差が出てくるようです。
また、日本公庫は女性の活躍推進にも力を入れています。トップダウン・ボトムアップの両面からの取り組みで、女性社員同士が年代を超えてコミュニケーションを取りやすくする場を設けることで不安をなくし、ベビーシッターサービス補助など充実した制度により働きやすい環境作りが行われています。最前線で活躍したい女性に対しても、管理職候補生育成に力を入れるなど様々な試みがあります。

日本政策金融公庫は、一般の金融機関が行う金融を補完しつつ、「国民生活事業」「農林水産事業」「中小企業事業」の３つの分野におけるそれ�