ニコンの企業研究

今回取り上げるのは、カメラ、デジタルカメラ、双眼鏡、望遠鏡、顕微鏡、ステッパー、メガネ、測定機、測量機、光学素材、ソフトウェアなど光学機器および関連製品の大手メーカーであり、三菱グループの一員である株式会社ニコンです。
世界的なブランド力を誇る一眼レフカメラで、競合であるキヤノンと世界シェアを二分しているニコンのこのブランド名および社名は、元の社名である「日本光学工業（NIPPON KOGAKU K.K.）」の略称である「ニッコー」の語感を良くしたもの。
ヨーロッパおよびアジア諸国では「ニコン」の呼び名が主流ですが、アメリカ英語では「ナイコン」と発音されているそうです。
今回はそんなニコンについて詳しく見ていきたいと思います。 初任給は確定拠出年金持分額込みで、学部卒が23万2000円、修士了が25万4000円、博士了が28万7000円、平均年収は807万円（2013）と、高い給与水準となっており、競合キヤノンと比較しても互角かやや高めとなっています。
ただ、年功序列であり、給料は徐々に上がっていくイメージとなります。
大企業だけあり、福利厚生は充実しており、有給休暇も取得しやすい環境となっています。
実際、有給消化年平均は13.3／20日、社員の取得率は6割以上と悪くないようです。
産休育休の面では非常に女性に優しい会社であり、男性の育休取得実績もあるようです。
社風は職人気質のようで、目標になりうる職人的社員が多数いて、自分のスキル進捗を常に確認できる環境が揃っているので、先端技術を社会に提供する気持ちが自然と芽生える職場環境であるようです。
なお、社員の平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は18.2年、3年後離職率は2.2％、男女比は9:1くらいとなっています。

ニコンは、「光利用技術」と「精密技術」を基礎とする、精機、映像、インストルメンツの3つの事業を中心に、多彩な技術・製品・サービスを展�