株式会社クレディセゾンの戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事
株式会社クレディセゾンを就職活動の観点から企業研究
業界に先駆けて「年会費無料カード」「サインレス決済」「永久不滅ポイント」などのサービスを提供し、後発ながら国内最大規模のクレジットカード会社としての地位を確立。カード事業で培ったノウハウや約3,700万人の顧客基盤活かし、幅広くビジネスを展開していることで有名なクレジットカード業界の株式会社クレディセゾンに関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
◆ TOPIC
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2023年度、クレジットカード市場規模は約100兆円。スマートフォン決済が牽引
矢野経済研究所が行ったクレジットカード市場の調査によると、2017年度のクレジットカード市場規模は約58兆円でした(クレジットカードショッピング取扱高ベース)。
各クレジットカード会社がユーザーに対する各種キャンペーンや、利用金額や回数に応じたポイントや特典付与などを実施したほか、特定の加盟店での利用に対するインセンティブを与えるなどの施策を展開し、利用機会の拡大に取り組んだことが功を奏した結果となっています。
また、スマートフォンを活用したスマートフォン決済(モバイルコンタクトレス決済)が市場を牽引し、日本におけるコンタクトレス決済の取扱高は急速に拡大。特にiDやQUICPayの認知度の高まりとともに、加盟店数が急速に増えています。Apple Payの日本展開もスマートフォン決済普及に拍車をかけるでしょう。
以上のような背景から、2023年度のコンタクトレス決済における取扱高の大部分はスマートフォン決済になると予測されています。
加えて、QRコード決済の普及や利用拡大によるクレジットカード使用も進むことが予想されるなど、今後、同市場は拡大基調で推移し、2023年度のクレジットカード市場規模は約100兆円を超えると予測されています。
■クレジットカード市場規模推移と予測
出典: 矢野経済研究所
国内におけるキャッシュレス決済は着実に進展しており、各クレジットカード会社はポイントプログラムなどの周辺サービスと連携しながら、キャッシュレス決済の拡大を牽引していくことでしょう。
斬新なマーケティング戦略で急成長した国内最大規模のクレジットカード会社
今回は、国内クレジットカード会社の中でも、カードビジネスを中核に、ネットビジネスやリース事業、ファイナンス事業など、さまざまなビジネスにおいて グループ各社とのシナジーを強化しているクレディセゾンを紹介していきます。
1982年にセゾンカードの前身である西武カードを発行して以来、日本のクレジットカード業界に様々な革命を起こし、斬新なマーケティング戦略で後発ながらも日本トップクラスのクレジット会社に成長したクレディセゾン。
「サービス先端企業」という経営理念のもと、30年以上にわたるカードビジネスで培ってきたノウハウや約3,700万人の顧客基盤、革新的な商品・サービス、多種多様な提携パートナーといった企業資産が強み。これらを活用し、あらゆる個人・法人に対して最適なソリューションを提供し続けています。
現在、同社の事業領域は、「ペイメント事業」「デジタル事業」「ファイナンス事業」「グローバル事業」。例えば「ペイメント事業」では、現金決済より付加価値の高いキャッシュレス決済を広めることに注力するほか、インターネットサービスやIT技術を活用し、クレジットカード以外の多様な決済プラットフォームの開発に取り組んでいます。
■クレディセゾンの事業領域
出典: クレディセゾン
また、「デジタル事業」では、グループ約3,700万人の顧客基盤から得られる会員属性やカード利用履歴に加え、WEB行動履歴やリサーチ情報など、多様なビッグデータを蓄積しています。
提携先企業への送客サービス、リサーチ・マーケティングサービスなど、ビジネスの可能性を拡げており、今後もネット企業やベンチャー企業との機動的な事業連携により「金融×IT」の可能性にチャレンジしています。
ビジネスモデルの変革の先に見据える姿とは?
クレディセゾングループを取り巻く経営環境は、AI(人工知能)など先進的テクノロジーを用いた顧客サービスの革新や業務のオートメーション化などイノベーションが加速しており、企業間競争がより一層激しさを増していくと予想されます。
このような状況において、同社は「Neo Finance Company in Asia」を経営ビジョンとして掲げ、マーケットにおける競争力をより一層強固にするために、ビジネスモデルの変革に取り組んでいます。
クレジットカードビジネスだけでなく、ビッグデータを活用したインターネットビジネスやファイナンスビジネス、法人マーケットのキャッシュレス化を推進するソリューションビジネス、資産運用ビジネスなど。
さらに、「アジアにおいて他にない新たなファイナンスカンパニー」としての成長を目指し、国内で30年以上におよぶカード事業で培ったノウハウ・リソースをもとに、近年めざましい経済発展を遂げているアジアマーケットでの事業展開を本格化していくとのこと。
現在は、中国をはじめ、ベトナム、インドネシア、シンガポール、カンボジアにおいて、現地のニーズや市場に応じたファイナンスビジネスを展開し、さまざまな現地企業とパートナーシップを組み、決済インフラ構築に向けた海外戦略を推進しています。
クレディセゾンの戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
クレジットカード業界の株式会社クレディセゾンは、業界に先駆けて「年会費無料カード」「サインレス決済」「永久不滅ポイント」などのサ
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
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