ニチイ学館の企業研究

ニチイ学館という企業を知っていますか。
普段の生活には馴染みのない企業かもしれませんが、CMなどで名前を耳にしたことがある方もいるかもしれません。
ニチイ学館は、「医療関連事業」、「ヘルスケア事業」、「教育事業」を柱に事業を展開しています。医療関連事業とヘルスケア事業の人材を教育事業で育成する “教育から就業まで” と銘打つビジネスモデルにより事業を全国に拡大しています。
医療関連事業では医療機関（病院・診療所・クリニック）における診療報酬請求等を行う医事業務受託事業を中心に、その他医療機関経営に対するコンサルティングを行っています。 ヘルスケア事業では、介護予防から在宅系介護（訪問介護・通所介護等）、居住系介護（有料老人ホーム、グループホーム等）までのトータル介護サービスを展開しています。家事代行サービスや高齢者専用賃貸住宅等の介護保険外サービスも展開し、利用者のライフステージにあわせたサービス提供を目指すとしています。
教育部門では、「医療事務講座」および「ホームヘルパー講座2級課程」を中心に、医療・介護現場で役立つ各種実務講座・資格取得講座を全国で開講。2008年10月には、医師の事務作業を補助する「ドクターズクラーク」を養成する「メディカルドクターズクラーク講座」を開講しています。 初任給は、20万円程度と平均的です。平均年収は、349万円と低いですが、相対的に給与の低い介護業界を大きく手がけていることを考えると、納得のいく数字です。平均年齢は43.2歳と一般的な大手企業と同様ですが、平均勤続年数は7.9年と短めです。ですが、他の介護サービス企業は5～6年が多いため、それらと比べると長いと言えます。 また、ニチイ学館は介護サービス業界では首位を誇っており、医療事務と介護分野の最大手企業です。

ニチイ学館では、新卒採用で総合職を採っています。今後、介護職についても採用を順次始めて行きますが、今回は総合職について見ていきます�