伊藤忠プラスチックス株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事

伊藤忠プラスチックス株式会社を就職活動の観点から企業研究
世界最先端の合成樹脂製品を取扱う伊藤忠グループの専門商社で、伊藤忠グループのグローバルネットワークを強みに世界各国でビジネスを展開。4つの事業セグメントを通じて、食品容器から、液晶テレビやスマートフォン、家電製品、自動車、インフラまで様々な場面で人々の生活を支えていることで有名な商社業界の伊藤忠プラスチックス株式会社に関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
◆ TOPIC
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輸出入や販売だけではない、これからの専門商社の役割
総合商社は「ラーメンから航空機まで」と表現されることからも想像がつくように、あらゆる商品やサービスを取り扱っているのが特徴で、日本で独自に生まれた業態とされています。その一方で、繊維や鉄鋼、自動車部品、日用品など、特定の分野を専門に手がけるのが「専門商社」です。
海外では資源メジャーや穀物メジャーなど、大手から中小まで多数の専門商社があり、国際的には専門商社の形態が一般的。日本の専門商社は、大きく分けて3つに分類することができ、総合商社系、大手メーカーの子会社・関係会社であるメーカー系、単独で事業を行う独立系があります。
専門商社は国内外メーカーから仕入れた商品を販売し、貿易・仲介・物流を行う流通業務や、資金運用・決済業務による金融という手段で手数料を得ることが業務の中心となっています。
しかし近年は、今までのような輸出入や販売だけではなく、商品企画、マーケティング、流通ITなどで付加価値を加え、独自性を追求し競争力を高める方向へとシフトするようになりつつあり、企業によっては新規分野への進出を図る企業も出てきています。

合成樹脂製品のエキスパートとして、伊藤忠グループの中核を担う専門商社
今回は、伊藤忠グループの一翼を担う合成樹脂製品の専門商社である、伊藤忠プラスチックス(以下、CIPS)を紹介していきます。
1986年に包装材料・電子材料・産業資材等の製品を取扱う「旧伊藤忠プラスチック・システム」として発足後、合成樹脂原料・工業用製品を取扱う「旧伊藤忠ポリマー」と合併。さらに、伊藤忠商事の合成樹脂原料の取扱い部門を統合し、合成樹脂製品全般を取扱う専門商社として成長し続けてきたCIPS。
同社は、包装材料・産業資材・電子材料・合成樹脂原料という4つの事業セグメントを通じて、食品容器から液晶テレビ、スマートフォン、各種OA機器、家電製品、自動車、インフラに至るまで、世界の人々の日常生活に欠かせない製品の材料となる合成樹脂製品を扱っています。
今後も新技術の進展に伴う製品が生まれ、合成樹脂製品ニーズも地球的規模で拡大していくことが見込まれています。
そんなCIPSの強みは、何と言っても世界に広がる伊藤忠グループのグローバルネットワーク。伊藤忠商事およびグループ会社各社と連携し、合成樹脂製品のエキスパートとして、日本市場、中国、韓国、東南アジア、アメリカなど、世界各国でビジネスを展開しています。
また、大学など世界の研究機関や合成樹脂に関するさまざまな事業を担う国内関連会社とも提携したり協業を行うことも。
合成樹脂製品の販売・輸出以外にも、新製品・新素材の開発や材料・部材の製造、各種製品の企画、設計・施工に至るまで、合成樹脂に関するあらゆるニーズに応える事業体制を確立しています。

中国・アジア市場における最強パートナーとのシナジー創出に注力
CIPSは、伊藤忠グループのエネルギー・化学品カンパニーに属しており、事業戦略も同調しています。
同グループの化学品分野における事業戦略によると、有機化学品・合成樹脂・無機化学品の各分野における世界規模でのトレード展開を軸として、各種プロジェクトの推進を通じて競争力のある商材の確保を行っていくこと、さらに、医薬品を含むリーテイル・樹脂加工・電子材料・精密化学品分野への取組みを推進し、ビジネスフィールドの拡大及びサプライチェーンの強化を目指しています。
また、カンパニー全体の戦略として、業界最強を誇る生活消費関連分野を中心とする非資源分野に軸足を置き、戦略的業務・資本提携契約を締結した中国最大のコングロマリットCITICと、タイのコングロマリットCPグループという、中国・アジア市場を最強のパートナーとのシナジー創出に向けて引き続き取り組んでいく方針です。

伊藤忠プラスチックスの戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
商社業界の伊藤忠プラスチックス株式会社は、世界最先端の合成樹脂製品を取扱う伊藤忠グループの専門商社で、伊藤忠グループのグローバル

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