株式会社カヤックの戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事
株式会社カヤックを就職活動の観点から企業研究
「つくる人を増やす」という経営理念のもと、面白いサービスを次々にリリースするクリエイター集団で、SNS上で話題になるようなユニークな企画提供が強みであるほか、「ぼくらの甲子園!ポケット」や「キン肉マン マッスルショット」などのゲームタイトルや、国内最大級のゲームコミュニティサービス「Lobi」なども有していることで有名な、IT業界の株式会社カヤックに関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
◆ TOPIC
株式会社カヤックの年収・インターン・選考/採用情報はこちらの記事へ
通信系コンテンツ市場、初の3兆円超。国内スマホゲーム市場も1兆290億円と拡大傾向に
総務省の調査によると、コンテンツ市場のうち、パソコンや携帯電話向けなどインターネット等を経由した通信系コンテンツの市場規模は3兆2,904億円で、初めて3兆円を超えました(2016年)。ソフト形態別の市場構成比では、映像系ソフトが58.6%、テキスト系ソフトが29.8%、音声系ソフトが11.6%をそれぞれ占めています。
■通信系コンテンツ市場の内訳(2016年)
出典: 総務省
また、矢野経済研究所が実施した国内スマホゲーム市場の調査によると、スマホゲーム国内市場規模は、前年度比8.9%増の1兆290億円で市場拡大が続く見通しとのこと(2017年)。
複数の有力IP(知的財産)を搭載したタイトルが常にアプリストアのランキングで上位を占め、長期にわたり人気を持続させているほか、大手国内ゲームメーカーによる継続した新規タイトルの投入や海外ゲームメーカーの本格的参入などを背景に市場が伸長しています。
■スマホゲーム国内市場規模推移
出典: 矢野経済研究所
日本的面白コンテンツ事業とユニークな人事制度で注目される鎌倉の企業
今回は、「つくる人を増やす」という経営理念のもと、面白いサービスを次々にリリースするクリエイター集団、面白法人カヤックについて紹介していきます。
主な事業は、広告やPRの受託開発を行う「クライアントワーク事業」、ソーシャルゲームの開発・運用を行う「ソーシャルゲーム事業」、ゲームに特化したコミュニティサービスを運用する「Lobi事業」で、そのほかにも「ウェディング事業」や「住宅事業」「葬儀事業」といった新規事業を企画・運用しています。
カヤックの強みは、企業向けインターネット広告コンテンツの制作などで見せるユニークさで、SNS上で話題になるような企画提供を得意としています。
ほかにも、主要ゲームタイトルである、「ぼくらの甲子園!ポケット」や「キン肉マン マッスルショット」などをいくつか有するほか、国内最大級のゲームコミュニティサービス「Lobi」では、17万以上のアクティブコミュニティが存在しており、会員からの課金とゲーム会社からの広告費が主な収入源となっています(2018年3月時点)。
また、「面白法人」と称する新しい会社のスタイルに挑戦していることでも有名。例えば、ゲームの上手さで内定を出す「いちゲー採用」や履歴書の代わりにGoogleの検索結果を使って選考を行う採用「エゴサーチ採用」、毎月サイコロを振って給料を決める「サイコロ給」、仲間を褒めてあげる「スマイル給」など、ユニークな採用・人事制度などをつくり幅広く発信。
さらに、「多種多様な価値観を受け入れる土壌」「新しい文化を生み出す力」「世界に向けての発信力」を持つという鎌倉を本拠地とし、その土地の魅力を活かした事業にも取り組んでいます。
新領域への挑戦で目指す、独自の複合的ビジネスモデルの構築
同社は組織戦略を重視し、クリエイターを競争源泉と考えています。そのため、クリエイター数を重要な指標と捉え、積極的に採用。まさに、「つくる人を増やす」という経営理念そのものです。
2018年第2四半期には従業員数300人を超え、同社の重要な源泉であるエンジニアなどの人材が増加しているのも注目すべきポイントと言えるでしょう。事業規模を拡大していくにあたり、要となるコンテンツ制作に力を入れている様子がうかがえます。
今後は新たな領域に挑戦し、事業ポートフォリオを強化させていく方針とのこと。海外クライアントの案件を受けていく体制を構築したり、VR関連領域の案件獲得を進めていくなど、変動性の大きいゲーム事業に依存しない、同社らしい複合的な事業構造を大きく進めていきます。次のステージを見据えた同社の新たな挑戦に注目していきましょう。
カヤックの戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
IT業界の株式会社カヤックは、「つくる人を増やす」という経営理念のもと、面白いサービスを次々にリリースするクリエイター集団で、SNS上
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
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