JPモルガン証券の企業研究

世界有数の投資・商業銀行であるJPモルガン。商業銀行としてはバンクオブアメリカを抜き去りアメリカ最大の資産を有する一方、投資銀行としてもM&Aのアドバイザリーを筆頭に、ゴールドマンサックスやモルガンスタンレーと並んで世界で最大規模のプレゼンスを誇ります。

以上の理由により、就活生にとっては外資系企業のなかでも最難関企業のうちのひとつでもあります。今回はこのJ.P.モルガンについて研究します。

年収についてですが、JPモルガン証券の社員の声を参照すると、10年目で1,500万円から最大では8,000万円という意見までありました。
日系最大手の野村證券の推定年収が40歳で1,087万円であるということを考慮すると、額面上は比較にならないくらい高給です。

ただしフロントオフィスか否かで給与は大きく異なる他、会社の業績によって大きな変動を受けるボーナスが給与の大部分を占めているとのことでしたので、以上の年収は一概かつ安定的に保証されるものではないことには留意する必要があるでしょう。
また、外資系企業であるため、日系企業に付随されている雇用保障や福利厚生などは存在しないようです。特に業種上、景気に連動して大幅なリストラが行われる場合がありますので、一概に条件がよいと言いきれない部分もあります。
新卒給与は公開されていませんが、JPモルガン証券の社員の声を参考にすると700万‐1,000万円という意見が目立ちました。やはり金融機関含め、日系企業と比較すると極めて高額であることが伺えます。

以下、部門別にJPモルガンの業務について説明します。 ■投資銀行業務 企業のM&A（合併・買収）に関するアドバイザリーおよび、株式・債