サッポロビール株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事

サッポロビール株式会社を就職活動の観点から企業研究
国内最古のビール製造における歴史を有し、こだわりのあるオンリーワン商品を追求し続けているサッポロホールディングスの中核企業で、ビール・発泡酒、国産ワイン、その他の酒類の製造・販売を行っています。140年の歴史の中でつちかわれた「ヱビスビール」や「黒ラベル」などのブランド資産が強みなことで有名な食品業界のサッポロビール株式会社に関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
◆ TOPIC
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ビールや発泡酒からRTDへのシフトが続く国内酒類業界
みずほ銀行が公表した「国内酒類業界の動向」によると、飲酒人口の高齢化や若年層の酒離れなどを背景に酒類全体の需要が低迷する中、国内酒類課税移出総数量の半数以上を占める ビール類(ビール、発泡酒、新ジャンル)の出荷数量は、2005年以降12年連続で減少しています。
その一方で、豊かな風味やアルコール度数の低さから飲みやすく、女性や若年層を中心に支持を集めてきたRTD(Ready To Drink:フタを開けてすぐにそのまま飲める飲料)の需要は高く、ビール・発泡酒から消費がシフトしています。また、辛口でアルコール度数の高いRTD商品も発売されるなど男性需要の定着も進んでおり、消費者ニーズの多様化が顕著に。
■RTD移出数量推移
出典: みずほ銀行
ビールメーカー各社は、主力のビールに付加価値の高い商品を加えたり、RTDの開発や販売を強化したり、広告などを通じた主力製品のブランド力向上などを行い、需要が減少、かつ多様化する市場への対応を進め、シェアの維持・拡大を図っています。

北海道開拓時代にルーツを持つ、国内大手ビールメーカーの一角
今回は食品業界のなかでも国産最古のビールを生んだ、サッポロビールを紹介していきます。同社の起源は国が事業として北海道を開拓中の1876年に『開拓使麦酒醸造所』としてビールづくりを始めたことにさかのぼります。
日本人による日本人のための国産ビール製造を果たした開拓者たちの “ゼロから、夢を持って新しいものづくりに取り組む”という開拓者精神は今でも大切に受け継がれているサッポロビールのスピリット。
そんなサッポロビールは、サッポロホールディングスの中核企業として国内酒類事業を担い、ビール・発泡酒、国産ワイン、その他の酒類の製造・販売を行っています。強みは創業以来140年の歴史の中でつちかわれた「ブランド資産」。
例えば、世界に誇るプレミアムビールである「ヱビスビール」や、生のうまさにこだわった「黒ラベル」。この2つのブランドは、サッポロビールのモノ造りへのこだわりが生んだ、まさにオンリーワンの商品です。
サッポログループの本格的な国際展開は1964年のアメリカ合衆国向けのビールの輸出から始まっており、今ではビールは約45か国、飲料は約60か国で展開。世界でも「SAPPORO」ブランドは高い支持を得ています。

オンリーワンの価値ある商品を提案し、市場での存在感を高めていく成長戦略
現在、同社は経営ビジョンを「オンリーワンを積み重ね、No.1へ」とし、「続・ビール強化」を事業方針に掲げ、積極的な投資をすることでさらなる成長を目指しています。
2018年3月期の業績によると、「サッポロ生ビール黒ラベル」が好調に推移し4年連続で売上成長を達成したほか、RTDの「サッポロチューハイ99.99<フォーナイン>」をはじめ、「男梅サワー」「キレートレモンサワー」などのコラボRTDの主軸商品も順調に推移。
また、サッポログループとしては、長期経営ビジョンである「SPEED150(SAPPORO Eternal Expansion Design)」を策定し、グループ創業150周年となる2026年までに進む方向性をまとめました。
それによると、グループの成長の源泉が「ブランド資産」であることを改めて確認したうえで、グループのコア事業を「酒」「食」「飲」の3分野と位置づけ、グループが保有するブランドをさらに強化していくことを宣言しています。
またグループを成長させるドライバーとして海外展開も推進。グローバルな経営基盤を強化し、 既存事業の成長やM&Aなどを含む新規開拓を進めることで、世界規模でサッポログループのプレゼンスを拡大させていく方針。「SAPPORO」ブランドのさらなる挑戦が続いていきます。

サッポロビールの戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
食品業界のサッポロビール株式会社は、国内最古のビール製造における歴史を有し、こだわりのあるオンリーワン商品を追求し続けているサッ

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