三井住友海上あいおい生命保険株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事
三井住友海上あいおい生命保険株式会社を就職活動の観点から企業研究
MS&ADインシュアランスグループの国内生保事業を担う、「健康で安心なくらしを支える生命保険会社」。日本国内における保険料シェアNo.1の損害保険事業を基盤とする強みがあることで有名な生命保険業界の三井住友海上あいおい生命保険株式会社に関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
◆ TOPIC
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国内生命保険業界の市場規模は約40兆円。商品ニーズの変化が顕著に
米国に次ぐ世界第2位の規模を誇る、国内生命保険業界の市場規模は約40兆円。最新の調査によると、生命保険の世帯加入率は89.2%という保険大国らしい結果が出ています。
■日本の生命保険業界の市場規模推移
出典: MS&ADホールディングス
国内で営業を行う生命保険会社数は41社(平成30年6月1日時点)で、そのうち外資系生保が14社、3メガ損保グループに属する損保系生保(損害保険グループ傘下の生命保険会社の子会社)が4社、インターネット専業が2社となっています。
また、最近の生命保険の商品動向としては、医療保険やがん保険が主力商品となっているほか、今後の本格的な高齢化社会の到来で介護保険のニーズが高まっています。
さらに、個人年金保険が公的年金制度への不安が高まる中、堅調に保有契約高を伸ばしています。また直近では「長生きリスク」に備える保険として、「トンチン性年金」(長生きした人ほどより多くの年金を受け取ることができる年金)の契約件数も増加しています。
MS&ADインシュアランスグループで生保事業の中心を担う生命保険会社
今回は、MS&ADインシュアランス グループの国内生保事業を担う中核生命保険会社である、三井住友海上あいおい生命を紹介していきます。
MS&ADインシュアランスグループは「三メガ損保」の一角で、あいおいニッセイ同和、三井住友海上などの損害保険会社を有しています。そんな同グループが目指すのは、「生命保険・損害保険両方の視点でお客さまの人生に寄り添うこと」。そして、生命保険のプロフェッショナルとして一翼を担うのが三井住友海上あいおい生命です。
MS&ADインシュアランスグループとしては、損害保険事業における日本国内での保険料シェアNo.1、国内生命保険会社・グループの中で第8位の保険料収入規模、世界46の国と地域に事業展開し、特にASEAN地域における損害保険事業は総保険料においてNo.1など、国内最大級の営業基盤と顧客基盤を持っていることが強みとなっています。
三井住友海上あいおい生命の主な販売スタイルは代理店営業。代理店には「損保代理店」「企業代理店」「生保プロ代理店・来店型ショップ」「金融機関」があります。これら代理店を介した営業を行うビジネスモデルのため、お客さまから直接、契約を預かることはなく、代理店と一緒に課題解決をしていくことが最も重要な業務となっています。
■三井住友海上あいおい生命の役割とポジション
出典: 三井住友海上あいおい生命
近年は特に顧客の利便性向上に努めており、HDI-Japanによる格付けにおいて「Webサ ポート」、「問合せ窓口」、「モニタリング」の3部門で2年連続となる最高評価の三つ星を獲得しています。
また、就労不能状態や要介護状態といった「働けなくなるリスク」に幅広く対応した「新総合収入保障保険・新収入保障保険」が好調で、順調に業績を伸ばしており、個人保険および個人年金保険の新契約高は2兆6,395億円と前年度から11%増加。保有契約高についても23兆8,068億円と2.6%増加しました。ソルベンシー・マージン比率(経営の健全性を判断するための指標)は、1,726.7 %と高い健全性を維持しています。
グループ内生損保事業会社との連携による総合力発揮で目指す世界トップの座
三井住友海上あいおい生命の中期経営計画「Vision 2021」によると、国内損保事業、国内生保事業、海外事業、金融サービス事業、リスク関連 サービス事業の5つの事業ドメインで展開する、MS&ADインシュアランスグループが目指すのは世界トップ水準の保険・金融グループの実現。
■グループの構成
出典: 三井住友海上あいおい生命
これに向けて、三井住友海上あいおい生命は「健康で安心なくらしを支える生命保険会社」を掲げ、さまざまな取り組みを強化しています。
なかでも、成長を支える重点戦略として、ビジネス全体の変革につながるデジタライゼーションを推進。人工知能(AI)やロボット技術(RPA)等の先進技術の活用により、問い合わせや保険金の請求に迅速で正確に対応できる体制を構築するなど、顧客の利便性向上や業務効率化を進めているほか、グループ内の国内生損保事業会社との連携をさらに深め、グループ総合力の発揮を図っています。
少子高齢化・人口減少という時代の流れのなか、革新的な対応を求められている生保業界で、損保系生保の最も優れたビジネスモデルを実現を目指す、三井住友海上あいおい生命の取り組みに注目していきましょう。
三井住友海上あいおい生命の戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
生命保険業界の三井住友海上あいおい生命保険株式会社は、MS&ADインシュアランスグループの国内生保事業を担う、「健康で安心なくらしを支
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
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