エスビー食品の企業研究

スパイスを取り扱う企業と言えば、エスビー食品を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
エスビー食品の洋風スパイスはラインナップがとても充実しており、そちらに目が行きがちですが、ほかにもレトルト食品でも売上を上げています。
同じく調味料を扱う他企業、例えば味の素やキューピーと、どのように異なるのか比べてみるのも面白いでしょう。

まずは給与からご紹介します。
学部卒205,000円、修士了216,600円からスタートし、25歳で243,400円、30歳で306,500円、35歳で354,500円と上昇していき、平均年収750万円（平均41歳）となるようです。
ちなみに、大手企業にしては珍しくボーナスの平均額も出ていまして、年200万円（5.44ヶ月）となっています。

次に労働環境がどのようになっているのか見てみましょう。
有給消化の年平均は7.4日／20日、夏季休暇は連続5日（週休2日含む）、月の残業時間は12.9時間です。
残業時間が少ない分、まとめて休暇を取りづらい環境なのかと筆者は感じました。ただし、有給の消化が比較的少なめなのは、大企業にしては社員数が多くないからかもしれませんが...。
ちなみに現業を除いた社員数は664名です。（例えば競合他社であるハウス食品は2000名弱の社員数です。）
また、エスビー食品にはスパイス＆ハーブマスター制度という、エスビー食品ならではの制度があります。スパイス＆ハーブに関する知識や経験を持ち、社会に広く普及させることができる人材「スパイス&ハーブマスター」を育成する制度で、研修生は公募で選出されるそうです。2013年10月現在では14名がエスビー食品に在籍しているとのことです。

エスビー食品が取り扱う商品を大別すると、スパイス＆ハーブ、足跡、香辛調味料、インスタント食品その他、となります。 1. スパイス＆ハーブ