シミックホールディングスの企業研究

今回は、『シミックグループ』について見ていきたいと思います。
シミックという社名について、薬学部などの医療系学部の人であれば、聞いたことがあるかもしれませんが、一般的にはあまり知られていない企業ではないでしょうか。
シミックは、1985にシミック株式会社として設立され、1992年には日本初のCRO（医薬品開発受託機関）企業として本格的に始動し、1996年に日本初のCRC（治験コーディネーター）業務を開始するなど、医療機関や製薬会社を支援する企業として活躍しています。
2001年に中国、2006年にはシンガポール、2013年にはマレーシアと世界への進出も行っており、世界の医療を支える企業の1つとも言えるでしょう。
現在では、2012年の会社分割によって、持株会社制へ移行し、事業ごとのグループ企業になっています。
そのようなシミックについて、詳しく見ていきましょう。 次に、気になるデータです。こちらも、シミックホールディングスの情報について、記載していきたいと思います。
平均年収は、808万円となっています。日本全体の平均年収と比べても約1.8倍となっており、高額であることが分かります。ちなみに、製薬業界の平均年収は698万円であり、こちらと比べても高い金額のようです。
初任給については、子会社であるシミックの情報になりますが、学部卒で月給23万8000円、修士了で月給25万2000円となっているようです。こちらも平均より高い金額が設定されています。
平均年齢は、40.7歳となっています。一方、平均勤続年数は4.7年と非常に短いです。ただ、ホールディングスの場合、新卒採用をしていないこともあり、子会社からの移籍なども考えられ、長期的に働きにくい環境であるとは一概には言えません。

シミックグループの各社が提供しているサービスは、多岐に渡っています。 例えば、新薬の開発戦略策定や薬事コンサルティング、市場調査か�