総合商社の内定獲得まで(1)

はじめに
マイペースでいられたのは、周囲がいわゆる"ガチ勢"ではなかったので噂に振り回されることがほとんどなかったからです。逆に言えば、就活において知っておいたほうが良い情報を手に入れづらい状況だったということでもあります。
したがって、私は就活に関する情報は自分の足で手に入れようと考え、12月以降は個社説明会に足繁く通ったり、OB訪問をしたり、知り合いの社会人に相談したりなどしていました。ちなみに就活の口コミサイトの会員登録はしませんでした。
就活は周囲の環境に左右されることが意外と大きいように感じます。なので、自分がどういう環境にいるかを判断して、今後の行動の指針を立てるのがよいのではないでしょうか。

3年生の5月 ―まだまだ就活は先―
また、志望業界は自分と先輩を重ね合わせてなんとなく外資や商社がいいと思う程度でした。ただ、この頃から"グローバル"というキーワードへの憧れは強く持っていました。しかし、このグローバルというキーワードに対しても、「グローバルな舞台で働きたいのか」あるいは「グローバルな風土の下で働きたいのか」、その区別すらできていないような状態でした。

3年生の6月 ―インターン探し―
インターンを機に自分が大手とベンチャーのどちらに向いているのかを見極めようと思い、インターンはそれぞれ1社参加することにしました。
ベンチャーの方は、IROOTSに登録していたので、届いたスカウトメールの中からデジタルマーケティングの企業を選び、面接を受けました。業種に興味があるというよりは、今後役立ちそうだと考え、IT系を選びました。 選考は志望動機1000字ほどと面接1回でした。この時は面接で重視されているポイントなど何もわかっておらず、普段話せるから面接も乗り切れるだろうという軽い気持ちでした。が、面接は人事部長と1対1で30分、自分のそれまでの人生の振り返りなど準備していないと答えられないような質問が多く、かなり戸惑いました。余談ですが、この面接で今後の就活で聞かれる質問の雰囲気がわかったので、質問を書き留めておくノートを用意しました。結果は通過でしたが、このとき就活における準備の重要性を少し学んだように思います。
インターンの他の就活対策としては、6月に初めてTOEICを受験してみました。

3年生の7月 ―引き続きインターン探し―
信託銀行の面接は学生2対社員1で20〜30分程度だったと思います。質問内容はベンチャー企業の方とは異なり、なぜインターンに参加してみようと思ったか、その中でもなぜあまり関わりのない信託銀行かといった志望理由を重点的に聞かれました。ただし、なぜうちかということは聞かれませんでした。
この面接も前回同様、質問に答えることに必死で自分がどう見られているか、あるいは自分をどう見せたいかということには全く気が回っていませんでした。結果自体は通りましたが、今考えればよく通ったなというのが正直なところです。

3年生の8月 ―インターン開始―
信託銀行の方は、全5回ほどの日程を大体2週間おきに行っていくというスケジュールでした。6-7人のグループが5つあったので計30名ほどの学生が参加していました。ここで衝撃的だったのは、各グループの出身大学構成比が同じだったことです。たまたまだったのかもしれませんが、出身校というものが自分の想像よりも大幅に会社の方から見られているように感じてしまいました。
8月の内容は一般的なグループワークでした。信託商品に関する課題が与えられ、グループで半日かけて発表できるような体裁にまとめ、残りの時間でそれぞれ発表と質疑応答、コメントを社員の方からいただくというような流れです。
デジタルマーケティング会社の方は、8月下旬から週3日フルタイムで1ヶ月間というスケジュールで、3人でした。こちらは、オフィス内に自分たちの席が用意されており、社員が実際に働く中でインターンをさせてもらうという形式でした。 最初の数日間は、デジタルマーケティングや自社に関する講習を中途採用の方と一緒に受けました。その後は、与えられた課題をインターン生3人で進め、最終的なアウトプットを社員15名ほどに対してプレゼンしました。内容よりもフィードバックではプレゼンの方法について指導され、自分の見せ方というものの重要性を認識したのを覚えています。
より刺激的だったのはデジタルマーケティング会社の方でした。というのも、実際に社員が仕事をしている中に身をおくというのが私にとって初めての経験だったからです。ほかにも、社員の方に課題のアドバイスや、社会人としての立ち振る舞い方について時には厳しくアドバイスをいただくといった交流などを通して、社会人と学生との歴然とした差を感じました。
インターンというのはどうしても学生同士の交流が多くなってしまいがちですが、こうして社員との交流もとることでより視野が広がるということもあるのではないかと思います。
>>ログインして続きを見る

--
※本サイトに掲載している企業は、iroots利用企業とは一切関連がございませんのでご注意ください。また、掲載情報は、各企業のコーポレートサイト等広く一般的に周知がなされている事項に加え、就活生から得た情報を元に、当社学生ライターが中心に独自にコンテンツ化したものです。
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
Copyright © 2025 en-japan inc. All Rights Reserved.