日本原子力発電株式会社の事業内容、強み・弱み、就活情報

日本原子力発電株式会社の設立は1957年。以来、原子力発電のパイオニアとして、原子力発電所の建設や運転事業を通して電力の安定供給に貢献してきました。
現在、東京電力福島第一原発の事故に伴い、日本原子力発電においても既設発電所は全て停止しています。しかし、日本原子力発電では、資源の少ない日本にとって、原子力発電はエネルギーの安全保障や地球環境に与える影響の観点から、今後とも重要なエネルギー源であると考え、安全対策の強化・徹底を実施し、今後も安全性を優先した原子力発電の運営に取り組んで行きたいと考えています。
日本原子力発電では、現在、人材募集要項を発表していません。
参考までに、過去のデータを記載します。

初任給は、技術系は大学院卒で月給22万4,100円、大学卒で月給20万600円、高専卒で月給17万6,300円です。（2009年4月実績）
諸手当として、時間外手当や通勤交通費、世帯手当などが支給されます。
昇給は年1回。賞与は年2回、6月と12月の支給です。
勤務時間は交代制だそうです。
休日は、完全週休2日制。また、祝日や夏季・年末年始、労働祭や慶弔などの特別休暇もあります。
福利厚生としては、寮や社宅と言った施設が完備されています。その他にも、財形貯蓄や住宅財形融資、ボランティア休暇制度などがあります。
出産・育児に関する休暇制度が整っているので、女性も能力があれば活躍できるようです。
研修・教育制度も充実しています。特に技術系では、研修センターでさまざまな研修を受けることが可能です。具体的には、プラント管理上等の資格取得を推奨しているそうです。また、通信教育制度もあるそうです。
日本原子力発電は、「原子力発電の運営や保守による電力の安定供給」、「新規発電所の設計や建設」、「東海発電所の廃止措置」、「高速増殖炉の実用化研究」、「プルサーマル計画の推進」、「ベトナムなどの新興国に対しての国際技術協力」といった原子力発電に関するさまざまな事業に取り組んでいます。
また、地域に根差した事業運営にも力を入れており、情報公開や地域との対話・交流など、地域に根差した活動も展開しています。
現在は、東京電力福島第一原発の事故に伴い、日本原子力発電においても既設発電所は全て停止しています。
このような情勢の中、日本原子力発電では、敦賀発電所敷地内の破砕帯調査や季節発電所の安全強化、東海発電所の廃止措置などへの取組の推進を行っています。
また、安全への取り組みとして、「自社研修センターにおいて発電所の安全運転に必要な知識・技能の習得」や「外部専門機関での技能試験や訓練」、「保守・保修直営化のための教育訓練」や「補修工事直営マイスター制度」などを行い、原子力発電所の安全対策に貢献できる人材の育成を行っています。
日本原子力発電の強みは、国内唯一の原子力発電専業会社という点です。
原子力発電は、二酸化炭素を出さないエネルギー源として、地球温暖化防止などの環境的側面などから注目されています。資源の少ない我が国にとって、原子力発電は重要なエネルギー源と位置づけられています。
一方、課題としては安全対策の強化が求められます。福島第一原子力発電における事故からの早急な復興・復旧に尽力すること。また、現在停止中の他の原子力発電所においても、災害などにも強い揺るぎのない安全体制を確立・徹底させて、安全で安定したエネルギーの供給体制を整えることが今後ますます求められるでしょう。

日本原子力発電では、2015年度の定期採用は実施しません。 参考に、過去の就活情報について記載いたします。 過去に採用を受けた方によると、