【企業研究】住友林業の会社概要・競合他社・年収・選考情報まとめ

今回ご紹介するのは、林業の他に木材建材・住宅メーカー・不動産会社などを行っている住友林業。
この記事を読んでいる方の中には、住友林業への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。
面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、住友林業の経営理念や同じ住宅業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある住宅会社の中で、なぜ住友林業なのか？」という質問への対策を考えましょう。

住友林業について深く知るために、まずは住友林業の経営理念を確認しましょう。そこから住友林業が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

住友林業グループの経営理念は、以下の通り。
『住友林業グループは、再生可能で人と地球にやさしい自然素材である「木」を活かし「住生活」に関するあらゆるサービスを通じて、豊かな社会の実現に貢献します。』（住友林業　経営理念ページより引用）

ここからわかるポイントは、「持続可能な社会の追求」と、「木の住まいを通して、社会に貢献したい」という思いです。
「社会との共存を目指す使命感」と「住まい作りへの責任感」を持った人材を求めています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。
1.住友林業を通して、社会に成し遂げたい夢や目標
2.持続可能な社会の実現に向けた、自分なりの考え
3.住まいという人にとって重要な空間に対する、自らの思い

次に、住宅業界の中で住友林業と競合会社とを比較してみましょう。今回は、積水ハウスと比較してみたいと思います。両社の間には、どのような違いがあるのでしょうか。

まず、財務状況を比較してみます。平成28年度の売上高（連結）は、積水ハウスは1,858,879百万円。一方、住友林業は1,040,524百万円となりおよそ積水ハウスの半分となっています。さらに、平成28年度の営業利益（連結）を見ていくと、積水ハウスは149,645百万円。住友林業は30,093百万円と、およそ積水ハウスの1/5となります。さらに、住宅業界の売上高シェア（業界動向サーチ調べ）を見てみると、積水ハウスは20.1％で業界第2位、住友林業は10.8％で業界第3位となっており、いずれのランキングにおいても規模では積水ハウスが圧倒的に勝っています。

事業内容で比較してみましょう。積水ハウスは、鉄骨造戸建て注文住宅、木造戸建て注文住宅など幅広く手がける総合的な住宅メーカーです。一方、住友林業は、木造住宅に特化しています。さらに、山林事業、木材・建材事業、緑化事業も手掛けており、「木」という自然が持つぬくもりに対するこだわりが強い事業展開となっています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
主要企業24社の売上高合計から見た、平成25年から26年の住宅業界の業界規模は、8兆9,721億円。市況は、平成22年頃から回復傾向にあり、平成25年の住宅着工戸数は前年比10.3％増で、4年連続の増加となっています。
これからの住まいに求められているのは、耐震・耐火住宅、バリアフリーはもちろんのこと、太陽光発電による省エネや、IT技術を活かし最適な制御がなされた「スマートハウス」のような、従来の住宅に付加価値をプラスした商品作りです。
住友林業としては、「木」という素材にこだわりながらも、独自の付加価値を追求することがいっそう求められるでしょう。

ここまで住友林業についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 選考フ