富士通株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事
富士通株式会社を就職活動の観点から企業研究
ICTサービス市場で国内No.1、世界でもNo.5の売上高を誇る技術力と実績が強み。世界180カ国以上、500社以上のグループ会社と連携しながらグローバルに事業を展開していることで有名な情報処理業界の富士通に関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
◆ TOPIC
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2016年、情報通信産業の市場規模は 94.4兆円。前年比で微減
総務省の平成30年版情報通信白書によると、2016年の情報通信産業の市場規模は 94.4兆円で全産業の 9.6%を占めており、全産業の中で最大規模の産業となっています。
■主要産業の市場規模(2016年)
出典: 総務省「ICTの経済分析に関する調査」平成 30年
また、情報通信産業における市場の推移をみると、2000年から数年は ITバブル崩壊から、やや下降傾向で推移。2005年を底として再度上昇傾向に入ったものの、 2008~2009年にかけてリーマンショックの影響で大きく生産額を落としています。
■情報通信産業における市場規模の推移
出典: 総務省「ICTの経済分析に関する調査」平成 30年
2010年以降も情報通信産業は回復せず下降を続けましたが、2013年以降徐々に回復。2015年に96.4兆円まで上昇した後、2016 年時点で微減して 94.4兆円となりました。
ICTサービス市場で国内No.1。日本を代表する総合ITベンダー
今回は、国内屈指のICTにおけるリーディングカンパニーとして業界を牽引する富士通について紹介していきたいと思います。ICTとは、Information and Communication Technologyの略語で、近年はITにCommunicationをプラスして呼ばれることが一般的です。
富士通といえば、パソコンや携帯電話メーカーというイメージが強いかもしれません。しかし、時代が変わるたび、富士通はビジネスポートフォリオを変化させ、半歩先を読んでビジネスを作り上げてきた企業文化が根付いており、今なお成長する原動力になっています。
現在は、ICTサービスを提供するとともに、これらを支えるプロダクトや電子デバイスの開発、製造、販売から保守運用までを総合的に提供する、トータルソリューションビジネスが主流に。事業セグメント別売上高の65.6%をテクノロジーソリューションが占めています。
世界180カ国以上で事業を展開している富士通では、500社以上のグループ会社と連携しながらグローバルなサービス体制を構築しており、約16万人の 富士通グループ社員が、日本と海外拠点で世界中のお客様をサポートしています。
そんな富士通は、ICTサービス市場で国内No.1、世界でもNo.5の売上高を誇っており、大規模で先進的なシステムを構築してきた技術力と実績が強み。お客様のビジネス課題を理解し、ともにイノベーションを創出できることが富士通の特徴となっています。
システムインテグレーションビジネスの強化で成長が見込める重点分野を徹底攻略
続いて、富士通の今後の事業戦略について見てみたいと思います。
富士通の「2018年度経営方針進ちょくレビュー」によると、本業へのテクノロジーソリューションへの集中が進んでいることから、今後は、テクノロジーソリューションを中心にビジネスの内容を進化させていくとのこと。
■富士通が目指すビジネスモデル
出典: 富士通経営方針
具体的な数値目標としては、2022年度にテクノロジーソリューション事業で、売上高3兆1500億円(2018年度は3兆1000億円)、営業利益率10%(2018年度は4.0%)を目指すことを発表。2018年度の実績と比べると売上高は微増ですが、営業利益率はプラス6.0%という大幅な改善になる強気な計画となっています。
また、そのうち国内では売上高2兆1500億円、海外は1兆円が目標値。海外事業は売り上げ規模よりも、顧客への価値提供から強固な収益体質の確立を目指しています。
出典: 富士通経営方針
田中社長曰く、「サービスオリエンテッドカンパニーとして、つながるサービスで収益力を高め、成長を目指しているのが、いまの富士通の姿」。この実現に向けて、コア事業であるテクノロジーソリューションに経営資源を集中するとともに、テクノロジーソリューションの事業内容を進化させる取り組みを進めていきます。
その先に見据えているのは、将来の稼ぎ頭となるグローバルインテグレーション。顧客のビジネスに深く入っていくサービスインテグレータとしての事業が、今後の富士通を担っていくものとして期待されています。
富士通の戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
情報処理業界の富士通は、ICTサービス市場で国内No.1、世界でもNo.5の売上高を誇る技術力と実績が強み。世界180カ国以上、500社以上のグループ会
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
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