ユニリーバ・ジャパンの企業研究

今回ご紹介するのは、ダヴやラックス、リプトンなどのブランドでよく知られる家庭用品メーカーのユニリーバ・ジャパン。

この記事を読んでいる方の中には、ユニリーバへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。
面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ユニリーバ・ジャパンの経営理念や同じ家庭用消費材メーカー業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある家庭用消費材メーカー会社の中で、なぜユニリーバ・ジャパンなのか？」という質問への対策を考えましょう。


ユニリーバ・ジャパンについて深く知るために、まずはユニリーバ・ジャパンの経営理念を確認しましょう。そこからユニリーバ・ジャパンが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

『ユニリーバのビジョン
私たちは、毎日、よりよい未来を創っていきます。心も体も元気で美しく、より充実した日々を送りたい方のために、そして環境や社会のために、優れたブランドとサービスをお届けします。ユニリーバは、皆様とともに小さな行動を毎日積み重ねることが、世界を変える大きな力となると信じています。環境負荷を減らしながら、ビジネスの規模を2倍にすることをめざして、ユニリーバは新しいビジネス・モデルを創出します。
さらに、「消費者の皆さまの暮らしを満たし、変えていくブランドを、これからもずっとお届けしたい」という願いから、2010年、成長とサステナビリティを両立するビジネスプラン「ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン」を発表。「すこやかな暮らし」「環境」「経済発展」の3つの分野で2020年までの数値目標およびアクションプランを設け、各国で取り組みを進めています。』（ホームページより引用）

求める人材として、
・自分自身と企業の成長に対する情熱がある人
・日本に限らず、世界の多くの消費者の毎日の暮らしに影響を与えたい人
・異なる文化や価値観を持つ人と働くために、論理的思考力があり異文化コミュニケーションを楽しめる人
・自分が正しいと思ったことは、地位や上下関係に臆することなく発言できる人
・若いうちから責任のある様々な仕事をどんどん任されたい人

以上のような、グローバルな環境でチャレンジングな業務を通じて成長したい人材を募集しています。

グローバルに展開する外資系企業であり、社員の国籍や人種など多様性に富んでいる人々とチームを組んで目標を達成して行く事が求められています。相手を尊重出来る事、結果を出す事が出来る事のアピールが必要です。


次に、家庭用消費財メーカー業界の中でユニリーバ・ジャパンと競合会社とを比較してみましょう。
家庭用消費材は商品が多数有り、ユニリーバ・ジャパンが扱うヘアケア製品、スキンケア製品、石けん、洗剤をメインに取り扱う競合他社として、同じ外資系メーカーとしてはP＆G、日本ロレアル、国内メーカーには花王、ライオン、資生堂などが挙げられます。
特に、化粧品メーカーとしては、1位ロレアル、2位P&G、3位ユニリーバという順位が2012年から2015年までずっと続いており、圧倒的な強さを見せつけていますが、2015年の世界ランキング5位に資生堂が食い込んできており、今後の成長に注目が集まっています。 2015年度のユニリーバ連結の売上高は約7兆4千億円となっており、さらにその売り上げの半分以上を新興国から上げているため、今後もユニリーバの業績は安定して成長していくものと考えられます。一方日本国内の売上高は右肩下がりと聞かれており、国内マーケットでは苦戦している模様です。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
外資系のため、事業部の買収売却は常日頃行われています。ユニリーバの地域別売上ウェイトは、アジア・アフリカ40％、南北アメリカ32%、ヨーロッパ28%となっており、特にインドではシェア4割を超えているなど、アジアとアフリカでの新規開拓が功を奏しており、競合P＆Gよりシェアをとっています。今後も新興国への展開や資源集中による経営の効率化が課題となるでしょう。

ここまでユニリーバ・ジャパンについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょ�