中野冷機の企業研究

今回ご紹介するのは、食品店舗用ショーケースと冷凍機で有名な中野冷機株式会社。
この記事を読んでいる方の中には、中野冷機への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。
面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、中野冷機株式会社の経営理念や同じ流通小売業向け冷凍・冷蔵設備機器専門メーカーに属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある流通小売業向け冷凍・冷蔵設備機器の専門メーカーの中で、なぜ中野冷機株式会社なのか？」という質問への対策を考えましょう。


中野冷機株式会社について深く知るために、まずは中野冷機株式会社の経営理念を確認しましょう。そこから中野冷機株式会社が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

中野冷機株式会社の経営理念は以下の通り。
『進敢の気概と闊達な精神で明るい社風と世界に伸びる製品をつくり社会に貢献する』（中野冷機株式会社HPより引用）

ここから分かるポイントは、「やる気」「明るさ」「誇り」の3点。
自由闊達な雰囲気の中、仲間と切磋琢磨し合いながら、仕事に対するやる気と自社製品・技術に対して誇りを抱き、社会および世界に貢献できるような人材を、中野冷機株式会社は求めているのです。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。
・仲間とどのように研鑽し合ったか
・自分で成し遂げたことに対して、どのように誇りを感じたか
・自分の技術力をどのように生かせるか


次に、流通小売業向け冷凍・冷蔵設備機器専門メーカーの中で中野冷機株式会社と競合会社とを比較してみましょう。
中野冷機株式会社の競合会社といえば、大和冷機工業株式会社が挙げられます。
中野冷機と大和冷機工業は、どのように違うのでしょうか？

中野冷機と大和冷機工業の財務状況を見てみましょう。
2015年1月から2015年12月末までの売上高は、大和冷機工業が35,956百万円であるのに対し、中野冷機は31,606百万円。
営業利益は、大和冷機工業が6,171百万円のところ、中野冷機は3,363百万円となっています。
中野冷機は2015年度には業績が落ち込みましたが、その後経営体制を改善し業績も回復に向かっています。2016年1月から2016年6月末には、売上高を前年比2.0％増、営業利益を20.7％増としています。

また、両社は主力商品において違いがあり、同じ冷凍・冷蔵設備機器専門メーカーでも各社の強みが商品に表れています。
大和冷機工業の主力商品は業務用冷凍冷蔵庫、中野冷機の主力商品はショーケースです。
中野冷機は強みである「省エネ・省コストを意識した製品開発」を活かし、新世代ショーケースの研究開発や現行製品のさらなる高性能化・省エネ化に注力しています。
更に、省エネ・省コストを活かした関連分野においても独自技術で真価を発揮し、ショーケースを有効利用した「氷蓄熱ショーケースシステム」等、新領域における取組も積極的に行っています。


さて、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
流通小売業向け冷凍・冷蔵設備機器の出荷台数はほぼ横ばい、あるいは減少傾向にあります。
これは、冷凍・冷蔵設備機器を必要とする小売店の店舗数に影響を受けています。
また、近年は省エネへの配慮が不可欠となっており、コスト面でどのように対応していくかが、業界全体の課題です。
中野冷機では近年、人と環境にやさしい店舗づくりのサポートに注力しており、省エネ機器も充実しています。このような業界傾向を受け、よりコスト管理の良い経営を目指していく必要があるでしょう。

「採用情報」を知る。過去の選考をチェックしよう！

ここまで中野冷機株式会社についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。

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