KDDIの企業研究
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2015年07月08日更新
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KDDI CORPORATION

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はじめに

今回ご紹介するのは、最新版「新・企業力ランキング」、「3期連続増易企業ランキング」の2つのランキングにおいてどちらも33位に輝いた、KDDI株式会社
「企業力ランキング」の方では、前年の順位は17位と、大きく順位を下げる結果となってしまいました。このランキングの得点の内訳を比較してみると、成長性、収益性の2項目で、点数が若干減少してしまったようです。
※ランキングは、東洋経済オンライン「最新版 「新・企業力ランキング」 トップ200 2014年版」、東洋経済オンライン「連続増益企業ランキング」。

この記事を読んでいる方の中には、KDDI株式会社への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。
面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか?」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。
(1)会社概要 (2)「企業」を知る (3)「採用情報」を知る
他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。

会社概要(平成26年10月24日現在)

商号KDDI株式会社
(KDDI CORPORATION)
発足1984年6月1日
代表者田中 孝司
従業員数27,073人 (平成26年3月31日現在)
本社東京都千代田区飯田橋
売上高4兆3,336億円(平成26年3月期)
一人当たり売上高1億6,007億円(平成26年3月期)
営業利益6,632億円(平成26年3月期)
初任給学部卒:215,000円
修士了:235,000円(2013年4月実績)
平均年収940万円(平成26年3月実績)

「企業」を知る。志望理由でライバルとの差を付けよう!

ここでは、KDDIの経営理念や同じ通信業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通して「数ある通信会社の中で、なぜKDDIなのか?」という質問への対策を考えましょう。

KDDIについて深く知るために、まずはKDDIの経営理念を確認しましょう。そこからKDDIが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。
KDDIの企業理念は以下の通りです。

「KDDIグループは、全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、お客さまの期待を超える感動をお届けすることにより、豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献します。」
(KDDI株式会社-企業理念ページより引用)

このような経営理念の元、例えばお客さま視点で考えた新たな可能性を追求し、常に挑戦的・革新的なサービスを提供することであったり、時代や世の中の動きを的確に先取りしながら、人と社会に貢献するサービスの提供や取り組みを行うことを目指しているようです。

ここからわかるポイントは、「常に顧客の視点に立って物事を考えられる」「期待を超えるために挑戦し続けられる」「豊かな社会の発展のために責任を持てる」人が求められているということです。
「期待を超える感動」を提供するためには、相手の視点に立って考える必要がありますし、期待を超えることは簡単なことではないため、どのような壁にも挑戦し乗り越えなくてはなりません。また、KDDIが提供しているサービスは生活に不可欠な「インフラ」です。社会を支えているという責任感も同時に持ち合わせていなくてはなりません。

ですから、経営理念に共感した上でみなさんがアピールすべきことは、以下の3点です。
(1)顧客の視点に立つことで、何か課題を解決したり成果を出した経験。
(2)相手の「期待」を意識し、それを超えることを常に考えられる人間であること、またはその経験。
(3)「責任感」を持ち、何かを支えてきた経験。また、その経験から感じた事。



次に、通信業界の中でKDDIと競合会社とを比較してみましょう。
ここでは、通信3社の中でもどちらかというと企業の色が似ているNTTドコモと比較してみたいと思います。

まず両社の事業内容ですが、知っての通り、携帯電話の通信キャリア事業が中心の事業となっています。KDDIはau、NTTドコモはdocomoですね。しかし、それぞれのサービス内容を見てみると、KDDIにはauスマートパスというサービスがあったり、ドコモはdビデオやdアニメといったサービスがあったりと、それぞれが様々なサービスを提供して自らの通信キャリアをより魅力的にしようとしています。

では、財務状況はどうでしょうか。両社の売上高にあたる営業収益(2014年3月期)を見てみると、KDDIが4兆3,336億円、ドコモが4兆4,612億円と、ほぼ同じ額となっています。KDDIは、ドコモが顧客の流出に苦戦している間に順調に成長し追いついたようですね。ドコモもiPhoneを取り扱い始めた中、今後どの企業が頭一つ抜け出していくのか注目です。また、営業利益(2014年3月期)は、KDDIが6,632億円なのに対し、ドコモは8,192億円となっているようです。売上高では差がなくとも、営業利益ではまだドコモの方が1,500億円も高いようです。

このようにKDDIが成長し、ドコモに追いつけたKDDIの特徴は何なのでしょうか。個人向けの通信キャリア事業で見てみると、サービスの違いやより早くiPhoneを取り扱い始めたことが挙げられると思いますが、KDDIの大きな特徴は「携帯電話の契約と固定電話の契約を同時に結ぶ商品を提供している」ことです。しかし、docomoとNTTのフレッツのセット割実現へ向けた話し合いは進んでおり、これが実現すれば少なからずKDDIは影響を受けることになるでしょう。

また、最近の話題でいうと、KDDIは『新しいモバイルインターネット体験を創出する「Syn. (シンドット)」構想』というものを発表しました。nanapiを買収したことで非常に話題になりましたね。これは新しいモバイルインターネット体験を創出するためのKDDIの大きな挑戦であり、人々のライフスタイルを変革できるほどのインパクトがあります。Syn.の行方にも注目です。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
通信業界のトレンドは、多くの仮想移動体通信事業者の存在感が大きくなってきたということです。MVNOと聞けば聞いたことがある人もいるのではないのでしょうか?
これは携帯電話の回線を自社では持たず、ドコモなどの回線を借りて自社ブランドの名前でサービスを提供している事業者のことです。イオンスマホなどは最近有名になりました。特徴は何と言っても月額料金が格安であるということです。新しく出たiPhone6もSIMフリー版が日本で発売され、今後さらに通信業界の競争は激化すると考えられます。KDDIなどの大手通信キャリアは今まで競争相手ではなかった新しい敵がどんどん現れるのですから、大変ですね。

「採用情報」を知る。過去の選考をチェックしよう!

ここまでKDDIについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 選考フ

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