「スカウトサイトで“無双”しているのは、結局のところ高学歴の学生だけなんでしょ?」
そんな先入観を持つ人は多いと思います。でも、本当にそうなのでしょうか。
それを確かめるべく、累計2500万PVを突破した就活ブログ「就活攻略論」を運営し、Amazonベストセラー1位※を獲得した著書『脇役さんの就活攻略書』(ダイヤモンド社)を手がける就活マンこと藤井智也が、「iroots(アイルーツ)」を運営するエン株式会社(旧エン・ジャパン株式会社)の小林さんに取材を依頼。快諾いただき、今回の対談が実現しました。
そもそも僕には、8年前に就活ブログを立ち上げた時から心に決めていることがあります。それは「心からおすすめできるサービスしか紹介しない」ということ。
その僕が、今、就活生に最もおすすめしたいサービスの1つがirootsなんですよね。とくに、若いうちから成長したいという価値観を持つ就活生には、ぜひ知ってほしいサイトです。
この記事を読めば、どんなスカウトサイトでも評価される方法だけでなく、irootsならではの魅力も知ることができます。
そんな対談記事を、iroots+に出張してお届けします。ぜひ楽しんで読んでいただけると嬉しいです。
※Amazonベストセラー1位(カテゴリ:学生の就職「面接対策・会社訪問」)
(就=就活マン・藤井/小林=エン 小林さん)
Q1. スカウトで無双しているのは「高学歴」だけ?
今回のタイトルは「スカウトで無双する」ですが、正直、有名大学の学生が無双しているだけでしょ、という先入観があると思います。僕は愛知の中堅大学出身なので特にそう思うのですが、実際、irootsではどうなっていますか?
正直に言うと、学歴で見て送っている企業は半数くらいはあります。なので学歴の影響が「ある」のは事実です。ただ一方で、有名大学ではない学生でも、スカウト受信数で上位に入っている学生は全然います。決して学歴だけで決まるわけではありません。
なるほど、学歴で見る企業は確かにある。でもそれが全てじゃないということですね。
上位に入る学生に共通しているのは、自分の過去の経験や、これからどういうことをしていきたいのかがしっかり言語化されていて、人事がそれを読み取れること。特に経験部分が具体的で、行動量が多いことはすごく評価されます。さらに、その人がどの方向に進みたいのかが言語化されていて、企業が『この人うちに合いそうだな』と理解しやすいかどうかも大事です。
僕が就活生の時も、「具体的に書くこと」にはこだわっていました。立派な経験はなかったですが、普段どんなことをして過ごしているのか、趣味は何か、こんな経験があったから今のこんな性格になったんだと思う…などなど、具体的に書くことで、自分がどんな人間なのか、人事の方に伝わるようになりますよね。
✅ 解説
irootsでは、学歴を重視してスカウトを送る企業もある一方で、「読まれるプロフィール」を書いている学生もスカウト無双しているとのこと。では具体的にどんなプロフィールが読まれるのか、深堀りしていきましょう。
Q2. プロフィールは4項目。企業はどの順番で読んでいる?
irootsのプロフィールは最大6000文字ですよね。セクションごとに分けて書いたほうが読まれやすいんでしょうか? そもそも、どんな構成なんですか?
実はデフォルトでセクションに分かれています。大きく『性格・人柄』『経歴』『学生時代に力を入れたこと』『将来像』の4項目があり、合計で最大6000文字。1項目あたりだいたい1000〜2000文字です。
あ、もうデフォルトで4セクションに分かれてるんですね。経歴がボリューム多めになるんですね。自己PRだけで6000文字書かないといけないのかと思っていたのですが、そうではないんですね。
そうです。企業がどの項目から見るのか、その順番についてはデータがあるわけではないですが、よく聞くのは、まず『経歴』と『学生時代に力を入れたこと』をざっと見て、どんな動機で何をしてきた人なのかを知る。その上で『将来像』を見て、自社に合うか、どう声をかければ応募してくれそうかを考える、という流れです。
なるほど。まず経歴で“どんな経験をしてきたのか”を見て、そこから将来像で“自社に合うか”を見ていくイメージですね。
そういう企業が多いですね。将来像については、学生のみなさんに2つ書くのがおすすめだと伝えています。1つは“自分軸”です。自分がどう生きたい・どうなりたいか。もう1つは企業軸(環境軸)です。そうなるために、どういう環境に身を置きたいか。両方あったほうがいい、とフィードバックしています。
スカウトサイトの中でも、そうした自分の価値観まで、ある意味で「生意気に」書けるのは嬉しいですね。僕はミスマッチの削減がすべてだと考えているので、正直に書いたうえで、それを良しとする企業からスカウトが欲しい。ぴったりだと思いました。
✅ 解説
irootsが他のスカウトサイトと決定的に異なるのが、プロフィール入力文字数上限の多さ。これを「面倒」だと捉える人にはそもそも合わない。一方で、人事に読まれるようなプロフィールを工夫して書ける人は、学歴に関わらずスカウト無双することができる。更に具体的に、読まれるプロフィールについて深堀りしてみよう。
Q3. 経歴は「履歴書」ではなく「自分物語」で書く
irootsでスカウト無双するためには、やはり「経歴」の欄が重要だと思います。経歴と言われると、箇条書きの“履歴書”になりがちだと思うんですが、どう書くのが正解ですか?
経歴欄にはデフォルトで例文を出しています。「幼稚園のとき友達ができるか不安で号泣していました」みたいに、ありのままを書いてもらえるように例文を出しています。これを見て、こんなこと書いていいんだと学生はけっこう驚きます。
入力文字数が多いからこそ、枠にハマらない書き方ができると。
そのとおりです。経歴と聞くと時系列で箇条書きにするものと思われがちですが、読み応えのあるプロフィールは、当時の細かい感情や、履歴書には載らない“小さな動機”が書かれていることが多いんですよね。たとえば大学受験でも、「偏差値はこれくらい低かったけれど、小さい頃のこういう経験が動機になって、この大学に行きたいと思えたから頑張れた」といった、人生の転機や原体験(ルーツ)が書かれている経歴はすごく評価されます。きれいに書く必要はなく、むしろその人のことがわかるプロフィールのほうが、人事の注目度は高いです。
なるほど、履歴書に載らない“小さな動機”や原体験こそが読み応えになると。きれいに書こうとしなくていいんですね。
たとえばある学生は「小学校のときはポケモンやイナズマイレブンが流行っていて、ずっとやっていました」と書いていた。普通は書かない。でもそういうプライベートを開示してくれているからこそ、人事が「私もポケモン好きなんです」とフックにしてスカウトを送れる。親近感が生まれて出会いにつながるんです。
わかります。学生は『親近感が湧くことは書いてはいけない』と思い込みがちですが、実は逆。僕自身、本にも『今でもツムツムをやっています』と書いていますが、これは狙いがあって、ツムツムをやったことがある人に強烈に刺さるんです。ツムツム自体の知名度が高いからこそ、共通の話題で一気に距離が縮まる。形式ばった履歴書を分厚くする就活はつまらない。ユーモアや生々しいリアルを加えるだけで、就活はぐっと面白くなるし、企業の興味も引けます。例文をそのまま“例文っぽく”書くのではなく、自分の物語として語るのが、スカウト無双の入り口かもしれないですね。就活生の皆さんは、irootsの経歴ではただの「履歴書」ではなく、「自分物語」を書きましょう!
✅ 解説
irootsの「経歴」は、型にハマった履歴書的なものを書く必要はありません。ちなみに僕ならこんな冒頭を書くでしょう。それだけで他の就活生と差別化されて、人事の印象に残ると思います。
【就活マンの経歴の例文】
私は「手で雷を操り、空を飛び、時には高速で走るスーパーマン」です。
…これは私が小学生の頃、よく寝る前に考えていた妄想で、今でも常に「こんなことが起これば良いな」「こんなものがあるといいな」という妄想ばかりしています。
一見、おかしなことに思えるかもしれないですが、その積み重ねで私は誰にも負けない「発想力モンスター」になりました。
そんな発想力モンスターがどのように生まれたのか? 私の経歴がこちらです。
・・・
いかがでしょうか。こんな履歴書、意味わからないですよね。ですが、スカウトサイトとなれば話は別で、何百人、何千人のプロフィールを読む人事は、最初の冒頭で「違い」を感じるプロフィールに注目することは間違いありません。
だからこそ冒頭で、僕の特徴である発想力というキーワードを提示しました。これが「◯◯小学校卒業」から始まったら、人事は何も面白みを感じないですよね。
irootsはこのように「工夫の余地がある」という点で、より自由に、より楽しく就活ができる場だからこそ、僕は魅力を感じています。
Q4. なぜirootsはスカウトの“精度”が高いのか?
経歴の書き方がわかったところで、ここで1つ、正直な話をさせてください。これだけ頑張ってプロフィールを書いたところで、スカウトの質や精度が低ければ、irootsを使う価値は低い。つまり微妙なスカウトばかり届くなら利用価値は低いと思うのですが、そのあたりいかがでしょうか?
irootsのスカウトの質はだいぶ高いです。一番の理由は、利用企業を厳選していること。競合の大手サービスだと1万社くらいが登録していて一斉に送られていきますが、うちは300〜400社程度に限定し、一社一社を選別して『こういう使い方のサービスですよ』と伝えた上で使ってもらっています。
つまり「数より質」の価値観を持つ就活生に合うスカウトサイトですね。スカウトサイトによっては、数百通もスカウトが届くため、どの企業を受ければ良いのか分からないという話も聞きます。
そうですね。irootsのスカウトは、面談の案内が来ることが多く、個別に深い話ができるのが特徴です。よって、いきなり人事と面談することができて、面接練習や自己分析にも繋がります。実際に中にはirootsで数十社の企業の人事と話し、答えられなかった質問を都度深堀りして自己理解を深める就活生もいましたね。
僕も拙著『脇役さんの就活攻略書』では、面接は場数を踏むことが一番大切だと書きました。自己理解の深さと面接への慣れこそが、面接対策のすべてだと考えています。
その点、irootsは面接に繋がるスカウトが多いのも特徴なので、面接に自信がない就活生にも積極的に利用して欲しいと考えています。
✅ 解説
正直に言うと、irootsは「とにかく沢山のスカウトをもらいたい」という人には向いていません。なぜなら利用企業を「若手ホワイト企業」として厳選しているから。
若手ホワイト企業とは、「仕事はラクだけど力がつかない」といった悩み抱える環境ではなく、若いうちから裁量と責任のある仕事ができ、どこでも活躍できる力が身につく環境が整った企業のこと。こうした企業から、自分のプロフィールをしっかり読んだうえでスカウトをもらいたい、そんな就活生にirootsは向いているし、「ホワイト企業ナビ」という求人サイトを立ち上げた僕自身も、そういった企業に入社する人が増えることを心から祈っています。
Q5. 「特別ポジション」と、一斉送信ができない仕組み
irootsのスカウトの質の高さについて、もう2点だけ聞かせてください。irootsでは幹部候補などの「特別ポジション」の案内があると聞きました。これはどんな仕組みですか? また、そもそもスカウトサイトでよくある「一斉送信」はできないんですか?
一斉送信はできません。これは徹底しています。また、特別ポジションは、irootsを利用している企業ならどこでも掲載できます。幹部候補・経営者育成・特定配属など、内容は企業によってさまざまで、社名やポジションを公開しているところもあれば、非公開のところもある。経営幹部や中枢ポジションは、面接で基準に合う人がなかなか見つからないため、最初からプロフィールを見て判断し、個別に送るケースが多いです。
実際に特別ポジションのスカウト例を見せてもらったのですが、非常に魅力的な企業とポジションがあって驚きました。こうしたスカウトをもらうことをモチベーションとして、プロフィールをしっかり書き込みたいですね。
✅ 解説
プロフィール入力文字数が多いirootsだからこそ、企業側も「特別ポジション」のスカウトを送ることができる。既存の求人サイトでは応募できない企業やポジションのスカウトが届く可能性があるのは、個人的に非常に魅力を感じたところでしたね。
Q6. AIが厳しく添削!熱血AIキャリアコーチ「アイムーチ先生」
今回はirootsのプロフィールに言及しましたが、プロフィールを磨く仕掛けとして「アイムーチ先生」があると伺いました。これは何ですか?
アイムーチ先生は、自己PRやガクチカをめちゃくちゃ厳しいフィードバックをする添削の仕組みです。AIキャリアコーチなんですが、名前は『愛のムチ』と『iroots』をかけています。去年の12月ごろから広がって、今は学生にすごく受けています。実はこれ、私が発案したものなんです。
めちゃくちゃキャッチーですね! こういうの個人的に大好きです。
ありがとうございます。サイト内で「俺のフィードバックを受けたければ挑んでこい」と案内が届き、エントリーするとプロフィールを読み込んでフィードバックが返ってくる。過去の行動事実や、それを生んだ価値観・理由が表現されていなければそこを指摘し、逆に良いときは「お前の経験、震えたぞ」とめちゃくちゃ褒めてくれる。学生のテンションも上がるし、2回・3回と再チャレンジしてどんどんプロフィールが良くなる、という良い影響が起きています。

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練習プロセスの具体性や、根性論に偏っていないかを厳しくチェックしてアドバイスします!
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✅ 解説
irootsは、就活生の選考対策を底上げする企画を立ち上げて実行されている姿勢が素晴らしいと思いました。アイムーチ先生の添削、ぜひ受けてみてくださいね!
Q7. 最後に、就活生へのメッセージ
最後に、これからirootsを使う就活生へ、背中を押す一言をお願いします。
就活はこれからの人生において価値のある“自己理解”のいい時間になると思っています。普段、飲みの場では友達に話さないようなことも、就活という時間があるからこそ話さざるを得ない。
確かに。就活っていう機会があるからこそ、普段は語らない自分の過去と向き合えますよね。
そうなんです。そして、自分の過去を肯定してもらえたり、将来を応援してもらえたりする。人生が前向きになるようなとても大切な時間です。だからこそ、就活の時間そのものを大事にしてほしいし、それを将来の仕事や社会人生活に生かしてほしい。そう強く思っています。
その思いとサービスがピタッと一致しているのが、今日の取材で一番グッときたところでした。irootsの中の人たちが、そんな思いを持たれているからこそ、こだわりのある魅力的なサービスになっていると強く感じます。今回は取材の機会をいただき、ありがとうございました。irootsへの理解がより一層深まり、1人でも多くの就活生に広めたいと改めて思いました。
こちらこそ、ありがとうございました。今回の取材を通してirootsの魅力やこだわりが就活生に伝わると嬉しいです。
✅ 解説
取材を通して一番強く感じたのは、irootsというサービスの思想と仕組みが、見事に一貫していることでした。
表面的な就活をやめて、ありのままで深く語り合おうという思いが、6000文字のプロフィール、企業の厳選、面談ベースの設計、アイムーチ先生、そして小林さんの最後の言葉まで、すべて一本の線でつながっている。
スカウトで無双する学生とは、結局のところ学歴の高い学生ではなく、自分の過去と未来を言語化し、人に会って磨き続けられる学生のことでした。
学歴に自信がなくても大丈夫。今日から、あなたのプロフィールを「自分物語」として書き始めてみてください。それが、スカウト無双への第一歩です。
» 今回の取材者・就活マンこと藤井智也の著書「脇役さんの就活攻略書」はこちらから
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📄 取材者プロフィール
就活マンこと藤井智也
著書に就活本『脇役さんの就活攻略書』(ダイヤモンド社)がある。こちらはAmazonベストセラー1位を獲得。4刷を突破。
累計2500万PVを突破した就活ブログ「就活攻略論」を運営し、2023年からホワイト企業に特化した求人サイト「ホワイト企業ナビ」を立ち上げる。
愛知の中堅大学に通う中で、「就活なら東大生に勝てるかもしれない」と考え、独自の就活攻略法を発案。結果、倍率300倍を超えるカゴメ株式会社を含む、計22社からの内定を獲得。1年後独立し、現在まで就活ノウハウの発信や大学での講演会を行っている。
・ブログ「就活攻略論」:https://shukatu-man.hatenablog.com/
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